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プリアンプ、自宅試聴

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先の週末、OCTAVEのプリアンプHP300SEの自宅試聴を行いました。その簡単なレポートです。このところ大型の投資は控えていましたが、昨年あたりからプリアンプへの関心が高まっています。各所のオフ会で素晴らしいプリアンプに接したことにも後押しをされました。昨年秋にはショップ主催の比較試聴会に参加しました。売り込みと分かっているとはいえ、プリが入る効果を実感してもいます。順番から言えばSPへの投資なのでしょうが、現在はプリの一択といった心境です。何より確実な試聴は自宅での試聴です。お世話になっているダイナさんから1週間ほど借りることができました。

普段はフェーズメーションのフォノイコライザが収まっているラックの下段に、HP300SEをセットしました。色はブラックですが、仮に採用となった場合には勿論、シルバーを選びます。これまた想像ですが、採用となった場合、フォノイコライザをどこに置くかも思案しなければなりません。左手前の黒いボックスは電源部になります。電源をパワーアンプと分離できる点が、セパレートの利点と聞いています。筐体が増える、投資が嵩むといったデメリットはあるものの、多くの上級者がセパレートアンプに移行されているのは、十分なおつり≒価値を実感しているからだと思います。


ウェルフロートのボードとのサイズ感もぴったりです。つまみは3つあり、左からゲイン調整、ボリューム、そして入力セレクタです。ゲインとボリュームの位置の組み合わせで音量を調整するわけですが、同じ音量でも風景は変わって聴こえるでしょうね。


拙宅のプリメインアンプはOCTAVEではエントリー機のV40SEです。てっきりパワーアンプとしては使えないと思い込んでいましたが、チューバホーンさんに、「それはないでしょう」と指摘しただいたのは何時だったか(汗)。セレクタでFront Chを選ぶと入力信号がストレートにSPへ伝えられます。聴き始めてしばらくすると音が急に小さくなる状況に焦りましたが、これはV40SEのエコモードが働いたから。一定時間、入力信号が入らないと休止状態になる機構です。入力信号の有無はプリ回路で判断しているようで、実際、エコモードを外すと問題なく聴き続けられました。


実質、土日の2日間の試聴となりましたが、ジャンルを超えて様々な音源を聴きました。音が闊達になる、声に血が通う、ニュアンスがより表現される・・・プリの効果にはいろんな表現がありますね。オーディオ評論的な表現はさておき、自身がどう感じか、が大事かと思います。個々の音が活きるというのが私の総合的な印象です。音数が増えるのではなく、音のメッセージが伝わる感じです(これも十分感覚的な表現ですが)。ただし、強調する感じは受けません。一通りの試聴を終えてV40SEを聴いてみると、当然、聴き慣れた音となりますが、何となしの大人しさ、物足りなさは、あります。

慌ただしい試聴を終え、HP300SEを送り返しました。短期スパンの音弄りもオーディオの楽しい側面ですが、中長期的にどんなシステムにするのかを想像しながら進むのも、別の側面としてあるように思います。プリアンプを導入すれば、パワーアンプはどうするといった話もありますが、先の先のことは考えず、まず一歩としてのプリアンプ導入を前向きに考えています。音そのものだけでなく、音の捉え方にもプラスになるように感じました。

皿倉山(北九州)

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先週は出張で福岡へ行く機会がありました。そのまま滞在して週末は親戚の家に泊まり、さらに1年半ぶりにhimaさんとのオーディオ交流も実現しました。本業含めて、中身の濃い福岡ウィークとなりました。20日の金曜日の午後、ちょっと時間が空いたので、以前から登りたかった、北九州の個人的シンボル、皿倉山に登ってきました。尤も登ると言っても足下はビジネス用の革靴です。足ではなくケーブルカーでの往復となりました。見事な晴天で、春霞を割り引いても大パノラマは素晴らしかったです。これまで皿倉山を帆柱山と勘違いしていたことも判明しました(苦笑)。

皿倉山の最寄り駅は八幡です。駅前のロータリーから皿倉山を仰ぎ見ます。ここからケーブルカー駅までは坂続きとなります。バスの接続が悪かったため、20分強ほど歩くこととしました。


しばらく進むと坂の角度が急になりました。遠景の皿倉山と石垣に咲く花々です。さらに登りケーブルカー乗り場へ着くと、発車の数分前でした。ラッキーでした。


皿倉山の山頂です。標高622mですが海が近いため、存在感があります。スケールは異なりますが、昨秋登った開聞岳を思い出しました。山頂はちょっとした広場になっていました。


早速眺望を楽しみます。まずは足元の八幡、戸畑方面です。閉鎖したスペースワールドは未だ残っています。跡地には大型の商業施設が入るようですが、いろいろと調整が大変と従兄弟から聞きました。


石峰山、その手前が横長の洞海湾です。左手は黒崎方面となります。私の出生地でもあります。北九州市の人口が100万人を割ってから久しいです。嘗ての活気が無いのは寂しくもあります。


小倉方面です。関門海峡の奥には下関も見えます。今回は寄れませんでしたが、レトロが売りの門司港も久しぶりに訪れてみたいです。


目を海と反対側に向けると異様な形の香春岳が見えました。青春の門の舞台となった田川方面です。学生~社会人なり立ての頃はよく五木寛之を読みました。


再び北九州工業地帯を見下ろしていると、いきなりパラグライダーが飛び出し、その後、左右に向きを変えながらゆっくりと下っていきました。何と贅沢な!


18時に従兄弟と小倉で待ち合わせしていたため、滞在時間もそこそこに皿倉山を後にしました。再び八幡駅まで下り、鹿児島本線で小倉へ向かいました。


念願の皿倉山に登り?北九州市の展望を楽しみました。個々の街には馴染みがありますが、まとめて一気に見るのは今回が初めてでした。景色には大満足ですが、やっぱり自身の足を使って登りたくなりました。次の機会にとっておきます。この時期は晴天でも、どうしても霞がかってしまいます。春らしいと言えば春らしいですが、気温は25度超えの夏日でしたから、夏の感覚も交じりました。おかげで小倉でのビールが一段と美味しかったです。この日はそのまま従兄弟の家に泊めてもらい、翌日のhimaさん訪問へと続きました。山とオーディオの旅、成立です(笑)。

himaさんを訪ねて

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福岡出張後の21日、土曜日、himaさんのお宅を再訪しました。前回は訪問は2016年の9月ですから約1年半ぶりの訪問になります。当時は、JPLAYが話題になっていた時期です。福岡県内外から8名がhimaさん宅に集合しオフ会をやったことは記憶に新しいです。その後、himaさんはPhilewebを抜けられましたが、ブログを通じてPCオーディオへの取り組みを発信されていました。私も昨夏、lightMPD/upnpgwを導入する際、不明な点をhimaさんに問い合わせ、助けていただきました。お住まいの北九州西部は浅からぬ縁があります。出張後の羽伸ばしを楽しみにしていました。

集合は折尾駅でした。鹿児島本線と筑豊本線が交差するこの駅は、現在、大がかりな改修中です。複雑な構造をシンプル化する計画のようですが、現在は却って複雑でした。車で迎えに来ていただいたものの、落ち合うのに少々時間がかかってしまいました。お昼は焼き肉やさんでの焼きカレーとなりました。焼きカレーと言えば門司港が有名ですが、こちらも評判あるとのこと。熱さと辛さで汗をかきかき、ガッツリといただきました。具材のうまみ、とろみが溶け合って美味しかったです。家でもグラタン感覚で作れそうですね。この連休中にトライしてみましょう。


お腹を満たしてさっそく住宅街のお宅へ。今回はhimaさんのオーディオ仲間のKさんもご一緒です。お若いながらクラシックにお詳しく、やはりPCオーディオを組まれている方です。3者バックグランドは全く異なりますが、音楽とオーディオが間を埋めてくれます。前回訪問時は、リビングルームでのオーディオでした。現在は廊下を隔てて向かいの洋室(和室から改装)でシステムを組まれています。リビングからの移動については、いろいろと調整があった模様です。


前回使っていたディナウディオContour S1.4 LEに替わり、新しいSPが二組導入されていました。一つは同じディナウディオの超トールボーイ、Confidence C4です。1年半前、せんべいさんのお宅を訪問した帰り道、博多の吉田苑にてhimaさんの目と耳に止まったSPです。その後、速攻で購入されました。人と機器も一期一会なんだなぁと、思います。もう1つはDIATONEの新SP、DS-4NB70です。昨年発売された2Wayで、やはり吉田苑から購入されたと聞きました。このあたりの思い切りは流石ですね。出だしはC4で始まりましたが、全体の7、8割はDS-4NB70で聴かせていただきました。


himaさんのファイル再生は、JPLAYからLinux系に戻られました。拘りは相変わらずで、あまり聞いたことがないKona Linuxに取り組まれています。調べてみるとUbuntuがルーツのようです。Ubuntuは、私もPCオーディオ移行期に使っていました。当時から7年経過していますからいろいとと進んでいると想像します。Kona Linuxは軽量化により再生に専念させる方向で、昨今のJPLAYやlightMPD/upnpgwの複数PC使いとも整合します。himaさんはシングルPCでを組まれていますから、よほど軽量なのでしょうか。残念だったのはOSのバージョンアップで音が変わったしまったことで、himaさんも頭を抱えていました。

急遽、登板したのがlightMPD/upnpgwです。拙宅でも馴染みのある光景です。配線し直して10~15分で仕切り直しとなりました。この機会にケースへの電磁波対策など、いろいろと勉強もさせていただきました。ちなみに格子状の木製ラックは、せんべいさんのJogoブランドの製品です。


下流の機器を全て映せていませんが、asoyaji DAC→samizu acousticsのファインメットトランス→スペクトラルのプリ/パワーアンプの構成です。このところ訪問先でasoyaji DACを聴く機会が増えてきました。高精度のクロック、デュカロンも込みとなっています。


今回初めて教えていただいた「音屋とらたぬ」さんの電源(最下段)です。PCオーディオは何かと電源に煩くなりがちですが、himaさんいろいろと探究されています。「音屋とらたぬ」さんの拠点はは神奈川だそうです。ES9038 ProのDACも出されていて灯台下暗しでした。


出だしはKona Linusx+C4の組み合わせです。ポップス系から入り、Kさん合流後、クラシックへ移行しました。ただし、上記のようなOS更新による音の変化に、himaさんは間の悪さを残念がっていました。light MPD/upnpgwにして、確かに風景が変わりました。見通し、高低のバランスも良くなりました。DS-4NB70への切り替えのタイミングは忘れてしまいましたが、もう一つの主役であったことは間違いありません。レスポンスの良さが印象に残りました。この日はよくピアノがかかりました。ポリーニ、ケンプといった大御所のピアノソナタに染み入りました。私の持ち込んだ内田光子も楽しんでいただけたようです。

himaさんのPCオーディオ追求がまだまだ続いていることを、直接、確認することができました。リビングから専用部屋に移られて、これまで以上に音づくりに没頭できるようになったと想像します。HUB、LANケーブル、電源、ストレージ、ファイル形態・・・PCオーディオは音が変わる要素満載ですが、ご自身の耳で音と向かい合いながら、機器類を取捨選択されています。前回の稠密でキレのあるサウンドとは異なる方向でしたが、気持ちよく聴かせていただきました。その後、himaさんからKona LinuxのOSの件は解決した旨、連絡が入りました。凄い音だそうです。うーん、間が悪かったですね。

今度は自分の足で、九州の低山に登る宿題もできました。またの機会を待ちたいと思います。himaさん、Kさん、折尾での春のひと時をありがとうございました。東京方面へお越しの際はご一報ください。

BOさん宅、定点観測オフ

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今年のGW、横浜方面は好天に恵まれています。汗ばむ陽気で、GWを境に衣替えとったところです。今晩、天気が崩れるものの後半はまた持ち直すようです。GWは3日連続のオフ会で幕を開けました。28日はこの時期に相互訪問させていただいているBOさんのお宅訪問でした。ご一緒は大田区のYさんで、1月末のYさん宅訪問時の3名が再び集いました。1月からそれなりに時間が経過しましたが、花粉が収まる時期を所望されたYさんの意向を踏まえ、GW開催となりました。花粉と言えば、私も今年は苦戦しました。耐性がついてきたものと思っていましたが、想像を超えて難敵だったようです。

最寄駅で待ち合わせて、車でお宅へ移動後、早速オーディオ部屋へ。BOさんのシステムは半地下にあります。玄関のあるフロアから下って行くと、一気に室温が下がるのが分かります。この日、外は初夏の雰囲気満載でしたがが、丁度クーラーをかけたかのうようでした。


BOさんのシステム構成は、最初に訪問した4年前と基本変わっていません。送り出しはSDTrans384です。アクリルの天板が変化点でしょうか。手前のSDカードに各種音源が入っていて、都度差し替える方式です。スマホからの選曲に慣れた私には無理ですが、ここは譲れないものがあるわけですね。タスカムのレコーダーが再生機の候補に上がったようですが、定位置を奪うまでは至りませんでした。直近ではHarubaruさんとの交流でmini PCによる再生も耳にされたとか。日進月歩のファイル再生の世界です。利便性と音を両立した方式が、いつかはこちらに導入されると想像しますが・・・。


フルデジタルに拘るBOさん、パナソニックのAVデジタルアンプも不動です。映像も楽しまれているBOさんにとって、プリアンプ、DACと筐体が増えることは望ましいことではありません。シンプルで機能的であることは、ご愛用のB&Oの機器にも通じますね。


いつものように、クラシック、ジャズを中心に渋い選曲で沢山聴かせていただきました。3人共、いわゆるSPが消え、後方に展開する音場を求めています。その上で、ジャズやヴォーカルものなども楽しむという点も共通しています。ヴォーカル比率は高低あって、私、BOさん、Yさんの順番でしょうか。部屋やSPの個性は異なりますが志向が同じなので、話題も音場表現が多かったですね。BOさんのお宅に行くと、音源が増える傾向にあります。初っ端のゼルキン&アバド「モーツァルト、ピアノ協奏曲22番」から惹かれました。同じコンビの21番の方はよく聴いてますが、欧州盤を早速ポチりました。


ヴォーカルは大御所を聴かせていただきました。アナログ・プロダクションズから出たプレスリーのSACD、生々しいですね。録音し直しの声など、その場の空気感が伝わってくる1枚です。一発録りと言えば、美空ひばりですね。こちらの盤は4年前の訪問や、拙宅オフでも登場しました。愛聴されているのでしょう。北欧のOPUSは音場感を楽しめるジャズ作品を出しています。3年前に訪問した際、ワンポイントステレオ録音のヴィブラホンの音場表現に驚いたことは、よく憶えています。『ラウンドミッドナイト』はスタンダー集で、ピアノの音色の美しさも魅力です。音楽的にもオーディオ的にも楽しめます。


Yさんが持ち込まれた音源です。オルフェウス室内管弦楽団のバロック作品集は、すっかりオーディオチェック用として有名になった感があります。私もオーディオに熱が入る前から所有していますが、同じジャケットでも収録曲が異なります。Yさんの盤には、当方の盤には無い「水上の音楽」が入っています。マーキュリー・リヴィング・プレゼンスからの選曲も「水上の音楽」(指揮はドラティ)で、同一曲の音場違いを比較しました。Yさんは、ご自宅での印象の違いを語られていました。「水上の音楽」はオルフェウスの別アルバムがあることが判り、現在オーダー済です。


チェリビダッケのBOXから、「シェラザード」「ブルックナー、交響曲3番」と続けて聴いて、オーディオ鑑賞はお開きとなりました。EMIのBOXはYさんをかなり刺激したようです。熱心にメモを取られていました。ドイツ人はブルックナーをよく聴く、ブルックナーはドイツ人の琴線に触れる・・・なんて話もでましたが、マーラーと共に私には未知の領域のままです(苦笑)。


BOさんのシステムは、大きな変化こそありませんが、ストレートな送り出しによる音色表現、部屋の広さとSP配置を活かした音場表現は相変わらず魅力的でした。Yさんもきっと満足されたことと思います。その後、最上階のリビングで奥様お手製の美味しいお料理とお酒をご馳走になりました。楽しいオーディオ談義、音楽談義が続きました。仮想アース、音の焦点などマニアックな話題も交えて・・・。ダリの平面SPがきっかけで、BOさんとYさんをおつなぎでき、良かったです。それぞれに音場表現を追求しながら、適宜交流させていただければ幸いです。

番外編: 『カメルーンのオペラ』(長岡さんのファンであれば分かるかと思います)も、興味深くてポチってしまいました。BOさんの音源は要注意です(爆)。

にらさんを迎えて

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GWオフ会の第2弾は、高崎からにらさんを招いての拙宅オフ会でした。にらさんとの交流は、2013年のファイルウェブミーティングの初回まで遡ります。この時はオーディオショウとのカップリングではなく、有楽町の居酒屋でのいわゆる飲み会でした。ガード下の2次会で、いたちょうさん、KYLYN(キリン)さん、そしてにらさんと飲んだことは、大変懐かしい思い出です。その後、にらさんとは何度もお会いしてますが、オフ会というより飲み会の場面が多かったです。2014年2月の大雪直後、2016年の春、と2度ほど高崎のお宅へお邪魔させていただきましたが、拙宅にお越しいただくのは今回が初めてとなります。

オフ会の長さはケースバイケースです。最も多いのが午後いっぱいを使う4時間ほどで、続いて3時間、2時間といった感じでしょうか?にらさんは短期集中型を希望されていたので、遅めの午後2時始まりとしました。その分、ゆったりと掃除したり、選曲したりして午前中を過ごしました。


にらさんも私と同様、何れのジャンルもOKの方です。一通り洋邦のポップス、ジャズ、クラシックを準備しました。予め多めに音源を用意し、会話や聴かれているご様子で選曲するスタイルに、私自身も慣れました。必ずしも表に出ているものがかかるとは限りません。


拙宅に初めて来られる方には、聴いていただく音源が概ね決まっています。アナログ独特の柔らかさ、しなやかさが伝わるような曲です。『ワインの匂い』は先日のhimaさん宅でのハイレゾが好印象で、ここでもピックアップです。他、中島みゆき、パコ・デ・ルシア、青江美奈などなど。


にらさんのリファレンス曲から。アン・サリーには癒し系のイメージがあったのですが、ご紹介いただいたのはニューオリンズがテーマのジャズ作品です。現役のお医者さんとは、驚きも2倍です。アン・バートンのダイレクトカッティング『He's Funny That Way』は、2in1のお得なCDですが、入手困難のようです。録音がよく、声が沁みます。以前、べルウッドさんも、この盤をphilewebの日記で取り上げていました。山下達郎のライブ『Joy2』は難関の一枚です。イントロ含めて「ふたり」を通しで聴きました。音量の上がる後半部はシステムのキャパシティーが問われますね。


デジタルでポピュラー、ジャズ、クラシックの順で聴いていただき、休憩後、お持ちの音源、アナログ音源の流れとなりました。短期集中ではありましたが、楽しんでいただけたのではないかと思います。中低域が好印象だったと伺い、ウィーンアコースティックの特長を伝えることはできたかも知れません。にらさんは、私より5つほどお若いですが、感覚的には同世代のイメージがあります。若いころからアンテナが高かったのでしょうね。勿論、オーディオにもご熱心ですが、オーディオというよりは音楽の話が楽しい方です。あっという間に3時間が経過してしまいました。

にらさんのお得意なジャンルに、ジャズ/ブルース/カントリーが混ざったような音楽(あるいはそのルーツ)があります。私は全くの門外漢ですが、イメージの近いヴィレッジ・ストンパーズの「ワシントン広場の夜は更けて」をかけてみました。幼少期、自宅にあったドーナツ盤で聴いていた曲です。哀愁あるメロディもそうですが、ソロのギターから始まり、後半、複数の楽器が重なり盛り上がる構成が好きで、思い出してはオーディオでも聴いてます。にらさんが、スマホのアプリに出音を憶えさせると、曲名が瞬時に検索されました。いやはや、便利な時代になったものですね。

拙宅からは新横浜に出て新幹線で高崎へ戻るという飛び道具が使えます。長津田界隈のお店開拓がなかなか進んでませんが、よく行く居酒屋で感想戦をしました。例によって話が飛びました。音楽やオーディオ、各地のオーディオファン、群馬の高校野球、トンカツ、新潟遠征・・・そんな流れだったかと。2年前の記事を見ると、高校野球の話題は既出でした(笑)。上州の名山、赤城山は実は未だ登っておりません。新潟遠征の話題も出ましたので、併せて秋にでもお邪魔できればと思います。フローリング化したお部屋の成果、いえ、音楽を楽しみにしています。

にらさん、5年越しのご来訪、ありがとうございました。

Harubaruさん宅、マラソンオフ会

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GWオフ会、第3弾はこの時期の名物イベント、Harubaruさん宅でのマラソンオフ会でした。私は4年連続での参加となりました。今年は4日間で総勢30名の来訪を受けたと聞きました。Phileweb関係は午後の部~懇親会に組まれていましたが、午前は午前で別のお客様(やはりオーディオ)を迎えたそうです。Harubaruさんの交流の広さと同時にタフぶりが際立ちます。この日は全体の3日目で、ご一緒はGRFさん、K&Kさん、そねさん、Lotus Rootsさんとお馴染みのメンバーです。神奈川組でGRFさんを迎える構図でもありました。本厚木でGRFさんと中華料理でお昼をとり、駅近くの高層マンションへ向かいました。

昨年は、3つのビッグなサプライズ①B&W800D3導入、②PCオーディオへの舵切り、③マランツ#7の導入があり、話題を呼びました。システムの骨格は基本、昨年と同様でしたが、PCオーディオ周りは多々進展がありました。Harubaruさんは多方面にオーディオ仲間がいて、その方々の力をご自身の音づくりに活かされています。マランツ#7や真空管アンプ、ウェルフロート等々。ファイル再生に関しては、philewebつながりのMFさん、asoyajiさんのお力が大きかったですね。昨年の目玉、B&W800D3はずいぶん前からここに存在していたが如く、リビングルームに馴染んでいました。


この日の主役、ファイル再生の上流群です。PCは大きく2系統でした。奥のラックに収まっているトリプルPCと、床(の上のボード)に置かれたmini PCです。それぞれにasoyaji DACが使用されました。手前のディスプレイ、キーボードは音源の格納時に使い、タブレットからの指示で再生します。


床置きのPC群を詳細に。一部ブラインドテストではCHORD社のHugo2(左上)を使いましたが、その後はmini PC(右上)とasoyaji DAC(手前)をそれぞれバッテリー駆動する方式での再生となりました。機器構成が複雑化する傾向のあったPC再生において、このシンプルさは驚きです。MFさんの熱意が伝わってきます。


プリンアンプの往年の銘機、マランツ#7です。もちろん、当時のままではなく手が入れられています。チューバホーンさんや横浜のMさんがお使いのマランツ#7も同じ方の手によるチューニングと聞いています。いかに銘機とは言え、易々とは鳴らないのでしょう。箱に値打ちがあるなんて話もありました。


弩級の真空管パワーアンプも健在でした。昼の部はプッシュップル、夜の部はシングルでの再生となりました。3年前に初めて見たときは豪華なアンプに驚きましたが、こちらの目もすっかり慣れました(笑)。当時ラック下段にあったプッシュプルアンプは最上段に来ています。


冒頭のブラインドテストは、①トリプルPC+asoyaji DAC、②mini PC+Hugo2、③エソテリックK-01(CD再生)での同一音源の比較です。曲はエヴァ・キャシディのライブ盤から「枯葉」でした。以下、あくまでも個人の感想です。③は全体の中では固い印象でした。ノイズフロアの少なさで②が良いと感じました。①はテープヒスが②より多めに感じて次点にしました。GRFさんから天井の高さの違いが指摘され、聴きどころを抑えていないなぁと反省しました。K-01は2014年に生産終了となっていますが、当時のフラッグシップ機です。PCオーディオの進展ぶりを実感した次第です。

続いてはmini PC、asoyaji DACの組み合わせで(いずれもバッテリー駆動)、皆さんの持ち込み音源の鑑賞です。GRFさんは、杉並公会堂で録音したジャズのDSD音源を持ち込まれました。昨年末のGerman Physiks友の会におけるデモンストレーションは記憶に新しいです。800D3の間近で聴く、DSD5.6MHz音源は説得力ある音で、皆さん唸っていました。Lotus Rootsさん、そねさんの音源をHarubaruさんがリッピングしている間、私の音源(といっても由紀さおり、小柳ルミ子、ユーミンですが)をかけて場をつなぎました。

そねさんの音源です。ハイスピードのジャズ音源に、Bloom(女性ヴォーカル)と、そねさんワールドが醸し出されています。


しばじゅん、手島葵とオフ会でおなじみの音源です。こちらもそねさん持ち込みです。デジタルボリュームの設定のせいか、あるいはリッピングの調子のせいか、この時の手島葵は、らしくありませんでした。GRFさんはどうも巻き舌がお苦手なようでした。


アルゼンチンの歌姫リヒア・ピロです。相変わらずLotus Rootsさんの女性ヴォーカル選曲は渋いです。透明感の高いヴォーカルが気になって後日調べたら、日本でも普通に買えますね。この盤ではありませんが、ジャズのスタンダード集を早速、ポチりました。


常連?のK&Kさんの音源は既にHarubaruさんのストレージに格納済です(笑)。今回の選曲は淡路島ではなく、ヴァイオリンとピアノによる「春よ来い」でした。K&Kさん、ヴァイオリンの音色に注目されていました。システムによっては高額なヴァイオリンにも聴こえるそうです。実際、安いヴァイオリンが使われていたそうですが、Harubaruさんのシステム見事に正解でした。モニターSPの面目躍如でしょうか。同じ音源が拙宅にもあります。確認してみましたが、さほど安くは感じられなかったです。ウィーンアコースティックは音を盛っているのかも知れません。

1年ぶりのHarubaruサウンド、十分に楽しませていただきました。800D3を1年鳴らしこんだ成果なのか、全体的に昨年より音が落ち着いた印象です。それでいて、元来の音の解像度は高いままです。細かくも自然な音だったように思います。これには上流であるPCオーディオの進化も一役買ったものと思います。午後6時以降の懇親会ではBGM的な鳴らし方となりました。途中、ご配慮で話題のピリスをかけていただきました。小音量でもハッさせられる場面が度々でした。

懇親会は打ち解けた雰囲気で進行しました。皆さんが持ち込んだおつまみ、お惣菜、そしてHarubaruさんの手によるポトフ等を、ビールと共にいただきました。Harubaruさんもマラソンオフ会も残り1日となり、少々安堵感が出ている様子でした。途中、GRFさんが2枚のお皿を使ってSP調整のポイントを披露されました。忘れかけていたことを思い出すことができ感謝です。遠方のGRFさんは早めの退席となりました。残った神奈川組で午後9時半くらいまで長居してしまいました。

BOさん、Lotus Rootsさんを迎えて

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GWオフ会、第4弾は5月3日、拙宅にBOさん、Lotus Rootsさんを招いてのオフ会でした。お二人とも地元で神奈川オーディオクラブやHarubaruさん宅のマラソンオフ(2017年)でも同席されています。拙宅にも何度もお越しいただいてますので、定点観測的なオフ会でもありました。BOさんは1年ぶり、Lotus Rootsさんは1年半ぶりのご来訪です。システムに大きな変更ありませんが、QuadRing導入、light MPD/upnpgw導入と音に影響する変更はあります。定期的に来られている方だからこそのご意見、ご感想はとても参考になります。

いつも通り、午前中はオフ会の準備で時間が過ぎました。ウォーミングアップ兼ねて小音量で音楽を流します。前日の夜から天気が崩れていたのですが、お昼には回復して薄日も差してきました。長津田駅のロータリーでお二人をピックアップしてオフ会スタートです。


お二人ともジャンルを問わず何をかけてもOKな方々です。BOさんにはジャズ・クラシック重視、Lotus Rootsさんには女性ヴォーカル重視のイメージがありますが、まあ、きっちり決めなくて良い気楽さがこちらには、ありました。デジタルは70〜80年代の懐かしの洋楽、邦楽を選曲しました。写真中央のイザベル・アンテナは学生生活の終盤、ボサノバなどのラテン系に感心を持った時に買った一枚です。リピート訪問の方には、なるべく音源が被らないように、気をつけていますが、レアな方向になったかも知れません。


アナログは、久々のビバリー・ケニーの「Born to be blue」です。オーディオ熱が高まりつつあった2008年頃、CDでよく聴いていました。他、竹内まりや、小柳ルミ子、やまがたすみこ等、邦楽女性ヴォーカルをピックアップしました。


Lotus Rootsさんの持ち込み音源です。相変わらず渋いところを突いてきます。バロックヴァイオリンの奏者として知られるレイチェル・ポッジャーは、バッハのフルート作品を自ら編曲した作品を聴かせていただきました。Lotus Rootsさんと言えば、デンマークの歌姫、シーネ・エイは外せません。デンマーク、オランダ、アルゼンチン・・・Lotus Rootsさんの無国籍女性ヴォーカル愛好ぶりがわかります。交響曲はベートーヴェンの4番でした(指揮はアーノンクール)。ベートーヴェンの交響曲、実はあまり聴いておらず、果たして・・・。


センターポジションを自主的に交代していただきつつ、デジタル、アナログの順で進行しました。昨年BOさんがお越しの際は、実はSPの足元はQuad Ringのお試し中でした。その際は、解像度アップや音の広がりに効いているのでは、といった話になりました。Lotus Rootsさんが来られた2016年10月は、足元はオーディオテクニカの安価なインシュレータでした。変化を感じやすかったのはLotus Rootsさんですが、キーワードとしては中域が挙がりました。やはり声への好影響はある模様でした。特にアナログでかけた竹内まりやは、ご満足だったようです。

Quad Ringの効果については私も皆さんと同様に捉えておりますが、Lotus Rootsさんから交響曲に沈み込みは後退するのではないか、とのご指摘がありました。歌謡曲とクラシックの両立はここ3~4年のテーマですが、細かいところでは、あちらを立てればこちらが立たず、といった状況は出てきてしまいます。一口にクラシックといっても楽曲は様々です。スケールの大きい方では協奏曲どまりで交響曲を積極的に聴かないことも、落としどころにつながっているのかも知れません。オーディオの難しさであり、楽しさでありますね。

最後は長津田へ繰り出し、いつもの居酒屋で感想戦です。オーディオや音楽の話が続きました。普段と違って2階の和室でしたので、よりくつろげました。締めのお寿司は個人的にはヒットでした。これでGWオフ会シリーズは終了です。大いに刺激を受けたGWとなりました。一方で、何事もパーフェクトとはない・・・BOさんからご紹介いただいた城シェフのお言葉も思い出されました。音を探す旅はまだまだ続く、ということかと思います。BOさん、Lotus Rootsさん、楽しく、かつ有益なサウンド交流となりました。ありがとうございました。

チューバホーンさん、Oさんを訪ねて

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GW明けの最初の日曜日、13日はチューバホーンさん宅、Oさん宅のハシゴ訪問となりました。朝から晩まで杉並/中野界隈で過ごす、濃い日曜日となりました。チューバホーンさん宅は今年1月以来、Oさん宅は昨年5月以来、約1年ぶりの訪問となります。午前中は、昭和歌謡をBGMにいつもの施術で心身ともスッキリしました。お昼は駅近くのトンカツ屋さんでした。そう言えば、GW当たりは、あちらこちらでトンカツが話題になっていましたね。昔からある素朴なお店でしたが、しっかりした味のトンカツには大満足でした。再びお宅へ戻り、オフ会スタートです。そうこうする内に、Oさんも到着しました。

すっかり見慣れた光景です。チューバホーンさんのサウンドを支えている要因の一つに、この広いフリースペースがあると思います。和室でこれだけの広さで、かつ何も置かないのは、ある意味、贅沢とも言えます。光景は同じでも、サウンドを毎度調整してくるのがチューバホーンさんの凄いところです。


本日の機器群です。1月の真空管プリから、今度はマランツ#7復活となりました。SONYのMS-1は、チューバホーンさん愛用のCDトランスポートですが、そろそろ代用を考えているようです。DACを独立させた場合、質の良いCDトランスポートの確保は長期的な課題となります。


QUADのステレオパワーアンプです。以前は、同じQUADでもモノラル2台でしたので、こちらは新顔でしょうか?


復活のマランツ#7です。昨年7月にも聴かせていただきましたが、代替機でした。今回はようやくチューバホーンさんの所有機での鑑賞となります。ちょうど1年前のハシゴ企画でも聴かせていただきましたが、その時は箱なしでした。一歩ずつ進まれていますね。


最初はカジュアルな路線から。毎度のことですが、リラックスして聴かせていただきました。しばじゅん、ステーシー・ケント、金子由香利、原田知世、陽水、ホリー・コール・・・。今日のテーマは声、でしょうか?私の持っている盤もありましたが、普段聴いていない曲をチョイスいただきました。


後半はクラシックでした。ピアノは、フジコ・ヘミングとアルゲリッチです。


さて、サウンドです。正直、参りました。一言、楽しい!音でした。音楽が活き活きしますね。1月に聴かせていただいた真空管プリの澄んだ音にも驚きましたが、マランツ#7は音ではなく音楽を聴かせるプリなのでしょうか。皆さんが惚れるのも分かる気がしました。適度な弾力感を持つ低域に、実在感のあるヴォーカルは私のストライクゾーンど真ん中です。プリ以外にも機器の足元なども調整して、私好みに振られたような話もありました。それを実現してしまうスキルも素晴らしいです。1月に訪問した際、マランツ#7には別の良さがある・・・と聞いていましたが、なるほど納得です。

続いてOさん宅に移動しての後半戦です。1年前は、PCオーディオの変遷デモ、Nagraのテープデッキのご披露がありました。その後、私自身も同様にlight MPDのデュアル使いに移行しました。テープで聴いた、テレサテンの「空港」、ロストロポーヴィチ/ブリテンの「アルペジオーネ・ソナタ」はよく憶えています。ちょっと反則技とも思える鮮烈なサウンドでした。この1年間、Oさんのシステムにも進展がありました。是枝さんのプリアンプ導入、ESSのES9038 Proを使ったDACの制作です。さすがに皆さん、定点には留まりませんね。横置きのユニコーンもすっかりお馴染みの光景となりました。


Oさん、チューバホーンさん、私に共通しているのは、ESSのチップを使ったDACを使用している点です。チューバホーンさんと私が、ES9018を使っていますが、Oさんは昨年時点でES9038 Proに既に移行していました。前回とはケースが違いますね。タカチからゴールドムンド?へグレードアップです。


一番の変化点は、2筐体からなる是枝さんのプリアンプの導入です。ヘヴィー級のプリアンプです。チューバホーンさんのお宅で、私は初対面となりました。澄みきったサウンドはユニコーンとの相性もよさそうです。奥のパワーアンプも是枝さん作です。これでアンプは完成形でしょうか。


80年代の洋楽、邦楽から入りクラシックへ移行する流れで聴かせていただきました。ただ、この日は、ちょっとトラブルが続きで、Oさんもいろいろと苦心されていました。結果から申し上げると、CECのCDトランスポートに問題があり、デジタルの音に冴えがありませんでした。ES9038 ProのDACは同期にシビアな面があり、時々、警告音的な音も出ていました。オフ会後、トランスポートは直ぐにドッグ入りしたそうです。原因がわかって良かったです。やはりホストは、ベストな音を聴いて欲しいと思うものです。最後、テレサテンのテープでお開きとなりました。ナチュラルで屈託のない音がに、皆さん安堵した次第です。


締めは高円寺での感想戦です。2度目の「九州 みくに」となりました。Oさんキープの焼酎をいただきながら、オーディオ談義を続けました。店員さんもOさん、チューバホーンさんとは馴染の様子です。オーディオ経験では圧倒的に若輩の私がベテランお二人と相対する構図ですが、いつもながら楽しい飲み会となりました。CDトランスポートの維持管理は、お二人共通する話題です。私はすっかりディスク再生と分かれて久しいですが、お二人は拘られています。Oさんのトランスポートが復活したら、また聴かせていただきたいと思います。日曜日でしたので、長居はせず散会となりました。


拙宅も夏にシステムのリニューアルを予定しています。秋になったら横浜へお越しください。

武奈ヶ岳(滋賀)

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5月19日と20日、滋賀方面の武奈ヶ岳に登ってきました。武奈ヶ岳は琵琶湖の西、比良山系に位置し、日本二百名山にも入っています。武奈ヶ岳の存在を知ったのは、1年ちょっと前の延暦寺から眺めでした。3月下旬で周辺の山々の雪がすっかり無くなっている中、白い頂が印象に残りました。その後、調べて武奈ヶ岳だと判りました。頭の片隅にはこの山の存在があったのですが、1年を経て山仲間の企画がミートした次第です。19日に登ったお隣の蓬莱山は天候不順でしたが、本命の武奈ヶ岳は見事な好天となりました。

19日の夜は近江舞子駅近くの民宿に泊まりました。20日の早朝の琵琶湖です。湖でもちゃんと砂浜が形成されています。ここは夏は海水浴場となります。釣り客もけっこう見かけました。


この日の登山口は、琵琶湖から見ると裏側となります。車で武奈ヶ岳の背後に回りました。この川は安曇川といい、やがて琵琶湖に行きつきます。


麓の集落の屋根の勾配がきついですね。白川郷ばりとは言いませんが、雪が積もる地域なのでしょう。琵琶湖の北西部にはスキー場があります。


しばらく急登を辛抱すると、少しずつ展望が開けてきました。青、緑、白の組み合わせは、5月の登山の魅力です。これに薫風が加わります。


ドウダンツツジの仲間、ベニサラサドウダンです。ドウダンツツジは庭木としてポピュラーで拙宅にもありますが、色は白です。紅色は新鮮です。


武奈ヶ岳のピークが見えてきました。上部は勾配も緩やかになります。高木が無く、アルペンムードを感じます。冬は風が強く、木が育ちにくいと想像されます。


武奈ヶ岳自体は、琵琶湖からは奥まった位置にあります。なかなか琵琶湖が見えなかったのですが、頂上が近づいて漸く見えてきました。


登頂です。標高1214m、比良山系の最高峰です。決して高い山でありませんが、予想を超えて素晴らしい山でした。関西の山はなかなか登れないので感動も一入です。


琵琶湖超しに北東方面の山々です。伊吹山は勿論、遠く白山まで視認できました。琵琶湖の手間で開けているのが高島市、左に進むと敦賀へ向かいます。


琵琶湖の西ですから、京都もお隣です。京都市街を見渡すことができました。武奈ヶ岳の麓を走る国道367号が、大原を経て京都につながっています。


琵琶湖には4つの島がありますが、唯一の有人島、沖島です(初めて知りました)。近江八幡市に属しますが、橋はかかっていません。


島としては小さいですが、観光地としては琵琶湖八景の一つ、竹生島が有名です。神話とのゆかりもある、いわゆるパワースポットです。


山頂に1時間ほど滞在して昼食をとりました。食後のコーヒーとスポンジケーキです。眼下に琵琶湖を置いて、至福の時間が流れました。


武奈ヶ岳山頂からの眺めを十分堪能して、下山しました。この時期、ブナの新緑が眩しいです。癒しを得るというより、活力を得ているのかも知れません。


滋賀から東京へは車での移動です。少々先を急いで下山しました。途中、琵琶湖大橋を渡った先の「みずほの湯」にて汗を流しました。

土日での湖国往復で、強行軍となりましたが、気になっていた武奈ヶ岳に登ることができ満足です。思い入れを持って臨んだ山は、記憶にも残り易いです。視野に入りきらないほど広い琵琶湖、青空と雲、ブナの新緑と共に忘れることはないでしょう。近江からは鈴鹿山脈を越えて、いなべ市へ抜けました。その後、新名神、伊勢湾岸自動車道、東名を経て町田へ。高速道路の整備ぶりにも驚きましたが、毎度のことながら第二東名(行き)、東名(帰り)を運転してくれた友人には感謝あるのみです。

つかの間の中国

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5月の終盤、短い期間でしたが中国へ仕事で行ってきました。これまで欧州や東南アジア各国へは出張で行っているのですが、中国入りは今回が初めてでした。行先は山東省で青島経由で入りました。韓国上空を過ぎれば、青島は直ぐです。滞在したのは青島から内陸へ300kmほど入った、遠く春秋戦国時代に栄えた斉の国があった辺りです。何となしにアジア色というよりヨーロッパ色を感じたのは北部だからでしょうか?往復の移動と仕事でほぼお終い、といった出張でしたが、オフタイムから幾つか紹介します。

夜は円卓で中華料理に、おきまりの白酒でした。最近は50度と言わず、30度程度の優しい白酒もあるようです。中国人とて皆が強いわけではありませんし、時代の流れもあるでしょう。中国式に親が音頭をとっての乾杯が続きます。中国では偶数が縁起が良く、6回で飲み切るルールでした。泡盛と思って飲みました。適度にチェイサーとしてお茶を飲んだら問題ありませんでした。不思議と翌朝にも残らなかったです。山東料理は日本ではあまり知られていませんが、口にあいます。北京料理のルーツですから北京ダックにも納得です。


すっかり酔ってます。日本と違って、2次会、3次会の流れはないようです。2時間でいっきに飲んで盛り上がりました。まあ、白酒で2次会やったら体が持ちません(笑)。


宴会の後の夜風が気持ちよかったです。この時期は日本と同じくらいの気候でしたが、山東省は冬は寒く、夏は蒸し暑いと聞きました。


土曜日の午後、街中に繰り出すこととなりました。甕を壁に使っていますね。路地裏を見ると、やはりアジアを感じます。


何となく懐かしさを感じます。日本の田舎でもありそうな雰囲気です。


露店では野菜や果物、豆腐などが売られていました。スイカはこちが本場です。ライチ、サクランボ、メロン、バナナ・・・目移りします。


驚いたのが電動スクーター。静かな分、後ろから近づいても気づきません。結構スピード出る上にヘルメット無し!です。全般に車の運転も粗いので、事故が多そうです。


街中は意外に人が少なかったです。デパートで職場向けのお土産を買い、露店が並ぶストリートを通って宿へ戻りました。


4日間の駆け足滞在でしたが、初めての中国は好印象のまま終わりました。今度はプライベートでも行ってみたいです。中国の歴史には関心ありますし、歴史小説も読みます。片言でもいいので中国語もマスターすれば、また違った世界が待っていることでしょう。

Harubaruさん、K&Kさん、ご来訪

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6月に入って最初の土曜日、厚木からHarubaruさん、K&Kさんにお越しいただきました。昨年4月以来、1年2ヶ月ぶりのご来訪です。前回、持ち込んでいただいたバーチ素材のQuad Ringは、昨年7月に拙宅で導入済です。先のオフ会ではポン置きでしたが、ようやく馴染んだ音を、ご披露する機会にもなりました。実は、この日もHarubaruさん、リュックに秘密兵器を詰め込んで来られました。持ち込み企画はその後の影響が心配(笑)ですが、音はオーディオの大切な要素ですから、刺激になります。ホスト側が取捨選択の物差しをしっかり持つことが肝要かと思います。

梅雨入り前の横浜は、この日、爽やかな晴天となりました。午後いっぱいのオフ会は、時間配分を気にしながらの盛り沢山の内容となりました。大きくは①デジタル鑑賞、②Quad Ringの強化バネバージョン導入、③Mini PC実演、④K&Kさんの音源鑑賞、⑤アナログ鑑賞、の流れでした。Quad Ringの強化バネバージョンは、荷重を受けるワイヤーが従来より太くなっています。HarubaruさんのB&W800D3下のボードで効果的だったと聞いています。元はピアノ向け製品の強化目的でしたが、果たしてオーディオでどう作用するのか、興味深いところです。


いつものようにデジタルは、ポピュラー、ジャズ、クラシックの流れで。ヴォーカルものはほぼ女性でした。最近買った複数の中古CDは、いわゆる「レンタル落ち」でした。ただし、リッピング派としては、そのこと自体を、気にはしていません。


お二人は世代的には私より上になりますが、70年代の音源は共通言語になります。尾崎亜美、やまがたすみこ、竹内まりや、小柳ルミ子・・・時間が足りませんでした。バーチのQuad Ringとアナログの相性の良さは、昨年のオフ会以降、実感していることの一つです。


本日の持ち込み企画のもう一つの主役、Mini PCです。GWのマラソンオフ会で使用されていた機器類を一式持ち込んでいただきました。OSはWindows10で、MFさんがプロセスカットを追い込まれました。再生ソフトは懐かしい?foobar2000です。


この1年、オフ会で目にすることの多い、英国CHORD社のポータブルなDAC、Hugo2です。最近、ヘッドフォンアンプの機能を除いたQutestもリリースされました。ピュアオーディオ派としては、そちらが気になります。下にはウェルフロートが必須とのことです(できれば2段)。


ローカルネットワークを形成するためのルーターです。ルーターレスの方法もあるようです。操作性と音質とのせめぎあいです。HUBレス、ルーターレスで、音源指定が簡単にできる方法が、理想なのでしょうね。進展を待っています。


持ち込み企画のまとめです。まずQuad Ring強化バネバージョンですが、音が引き締まり、解像度が上がる印象です。K&Kさんのお言葉を借りるとピアノの温度感が下がる方向です。オフ会後、しばらく強化バネバージョンを据え置かせていただきましたが、印象は継続されました。ワイヤーの違いだけなので副作用もなしと判断し、Harubaruさんへ調達を相談しました。数日で届き(早!)、このオフ会の1週間後には強化バネに置き換わりました。現在、いろんな音源を聞き直していますが、何かと発見が多くて再生が楽しいです。

Mini PC+Hugo2は、予想通り音をきっちり出してくる印象です。light MPD/upnpgw + AIT DACの音に耳が慣れているので、よりメリハリが効いているように感じました。その分、しっとり感は後退するのですが、下流次第なところもあるので、非常に可能性を感じました。Windowsでこういった音を出してくるMFさんの努力には頭が下がります。昨年秋、拙宅に持ち込んでいただいたトリプルPCに比べるとはるかにコンパクトです。私がPCオーディオへ移行してもう7年ほどになりますが、linuxであれwindowsであれ再生側の負荷を下げる方向に収斂したように思います。

Harubaruさん、K&Kさん、1年ちょっとぶりの再訪ありがとうございました。Harubaruさん、重い荷物の持ち込み、ご負荷をかけてしまいました。盛りだくさんの企画で音楽鑑賞の時間が短くなってしまいましたが、昨年からの変化点である、①バーチ素材のQuadi Ring導入、②2台構成のlight MPDの導入の効果を感じていただけたのではないかと思います。この夏にプリアンプ導入を控えておりますが、現状の音をしっかり聴いて、音造りに活かしたいところです。また皆さんと定期交流をさせていただけると幸いです。

フィラデルフィアより愛をこめて

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サッカーW杯、ロシア大会盛り上がっていますね。下剋上という言葉が1次リーグで飛び交ったのは、今回が初めてではないでしょうか?強豪国にとって、最早、簡単には1次リーグを突破できない時代になったようです。W杯でのシーンは、それこそ当時聴いた音楽と同様に、私の脳裏に残っています。当ブログを開いて8年が経過しました。W杯で言えば3大会分です。オーディオで様々な音楽を聴くようになったので、逆に時代とシンクロする音楽は少なくなりました。そのうちオフ会やシステムの記憶がW杯のそれとオーバーラップする・・・なんてことになりそうです。

さて、久々に洋楽の話題です。私にとって懐メロではないのですが、先日Apple Musicで巡り合った1曲、「フィラデルフィアより愛をこめて」です。男性5人組スピナーズの1973年ヒット曲です。1973年と言えばロバータ・フラックの「やさしく歌って」がヒットし、スティービーワンダーが名盤『Innervisions』がリリースした年です。この当時のソウルは、メロディーも美しく分かりやすく、何となく昭和歌謡に通じるものを感じます。小学生の低学年だった私は、勿論リアルタイムでは聴けていませんが、オーディオを通じて時代が持つ空気感を感じることはできます。


この曲、メロディーを聴いたのは、かなり前なのですが、暫く曲名がわからない状況が続いていました。おそらく聴いたのは80年代半ばの、週末のFM番組だったと思います。メロディラインはしっかり残っているのですが、曲名がわからない・・・魚な骨が喉に引っかかったような年月が経過しました。終止符は思わぬところで打たれるものですね。Apple Musicで私向けに推薦された「ポップヒッツ:1973年」の中の1曲が「フィラデルフィアより愛をこめて」だったというわけです。イントロでもしや?と思い、以後、メロディを追うに連れて確度が高まっていきました。

7年前にも邦楽でも曲名が判明した話題を記事にしました。その中でソウルの1曲が残っていると書いています。さらに7年かかったことになります。全く個人的な話ではありますが、これで魚の骨は全て取れました。Apple Musicは未だオーディオにはつながず、専らiPhoneのみで聴いてますが、これだけでも始めた甲斐はありました。ネット社会、大量データ活用社会の恩恵を実感した次第です。最近は、スマホに音楽を聴かせると、その場で楽曲を教えてくれるアプリもありますね。魚の骨は引っかからないに越したことはありません(笑)。

chibiさんを迎えて

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関東は早くも6月中に、梅雨明けしました。まだ猛暑まではいってませんが、横浜は夏らしい日が続いています。昨日は、帰宅途中、フライング気味の蝉の鳴き声も聞きました。夏本格化まであと少しです。さて、梅雨の中休みとなった16日、比較的ご近所のchibiさんを招いて、オフ会を行いました。きっかけは、トラウトマン大佐さんからの電話です。同じKiso AcousticのSPを使っている方が田園都市線沿線にいる、とのご紹介がありました。chibiさんからもPhileweb経由でメッセージをいただき、トントン拍子で相互交流が決まりました。


6月最初のオフ会でHarubaruさんが持ち込んだ、Quad Ringの強化バネバージョンは、即導入となりました。chibiさんとのオフ会まで2週間ありましたので、一気に入れ替えることとしました。打てる手は打っておきたいものです。交換作業自体はドライバー1本で行えました。6個全てを太いワイヤーに入れ替えるのに、1時間もかかりませんでした。自分でやったことで、Quad Ringの構造をしっかり把握することもできました。バネ強化により全般的に解像度が上がり、見通しもよくなる方向です。音が遠くから聴こえてきます。


事前にchibiさんのお好みのジャンルを伺っていました。嘗ては(今も?)ジャズ喫茶に通われていたそうです。一ノ関のベイシーを訪問した話を、夜の感想戦で紹介いただきました。ジャズはハードバップ、ヴォーカル、あとはビル・エバンスなど。chibiさんは私のお兄さん世代に当たります。70年代の懐かしの洋楽/邦楽、フュージョン、ボサノバなどカジュアルな曲も加えました。普段はクラシックを聴かれないことも伺っていました。比較的メロディの分かりやすいヴィヴァルディの協奏曲(オルフェウス)をかけました。結局、この日かけたクラシックはその1曲のみです。。


拙宅に初めてお越しの方はには、アナログの定番コースをご用意しています。デジタルに馴染んだ耳へのヒーリングタイム、というわけではありませんが。百恵ちゃんでなく淳子ちゃんファンだったと伺い、事前の調査不足を露呈してしまいました。


chibiさんの持ち込み音源です。洋楽のライブ音源が多かったですね。話を伺うと、トラウトマン大佐さんの影響が大きいようでした。ライブの空気感、俯瞰するのではなく演奏者のそばにいる感じを追求されています。いつか、私も聴いてみたいですね。


同じライブでもこちらは渋い面々ですね。イブライム・フェレールはキューバの歌手です。私の好きな「キサス キサス キサス」をお借りしました。それにしても、アデルから憂歌団、べラフォンテ、ちあきなおみまで、chibiさんの聴かれる音楽の幅、広いです!


4時間強、楽しい時間はあっという間に過ぎてします。chibiさんのご感想として、バランスの良さを挙げていただきました(ありがとうございます)。普段聴かれている音量よりは、拙宅のそれは控えめとのことでした。訪問先の平均的な音量よりは若干大きめの意識があったので、これは意外でした。chibiさんは「ゴリッとした音」が好きだそうです。小ぶりなKiso AcousticのSPと、力感のある音の対比が面白いですね。どんな音が飛び出してくるのか、次の訪問が楽しみになってきました。逆に拙宅の音は繊細に聴こえたものと思います。

最後は長津田に繰り出し、2時間ほどの感想戦を持ちました。お酒が大好きでお強いchibiさんと、オーディオ談義を続けました。話は大佐さんや、ワールドカップに飛び火し、盛り上がりました。憂歌団のライブにもお誘いいただき、ご自宅訪問の前にお会いできそうです。現在、chibiさんは、OCTAVE V70SEをベンチ入りさせて、別アンプを使われています。最上流はLINNのDSです。Kiso Acousticを訪問先で聴くのは初めてになります。秋の楽しみがまた一つ増えました。きっかけを作っていただいたトラウトマン大佐さんにも感謝申し上げます。

大源太山(湯沢)

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W杯も4強まで決まり、3位決定戦含めて残り4試合を残すのみとなりました。少しずつ祭りの終焉が近づいていることを感じます。連日、3試合やっていた1次リーグの頃が懐かしいです。1次リーグで盛り上がっている最中の6月23日、メンバー2名で湯沢の大源太山に行ってきました。谷川岳、苗場、巻機山等、名山の宝庫で魅力の地域です。この日、東京、横浜方面は雨でしたが、上越は前線との距離があったので、かろうじて持ってくれました。「トンネルを超えると晴れだった」とまでは、行きませんでしたが、上越の山々を眺めることができました。

大源太山から湯沢方面を見下ろします。往年のスキーブームは去り、湯沢のリゾートマンションもガラガラだとか。ネット時代の到来、趣味の多様化、少子高齢化・・・10年、20年のスパンでみれば、激変ですね。同じ激変でも、オーディオのそれとは時間軸が異なります。


稜線の向こうに見えている三角の山は、尾瀬の至仏山です。学生時代に、至仏山、燧ケ岳、そして会津駒ヶ岳を登ったことが思い出されます。体力と時間に恵まれた、学生の特権ですね。W杯で言えば86年のメキシコ大会の頃です。


巻機山はいつか登ってみたいランキングの上位の山です。私の中では、秋晴れの平日、単独行で・・・というイメージが出来上がっているのですが、なかなか実行の機会を得ていません。山を独占する感覚を一度知ると、どうしても再びとなります。


遠く、妙高・火打が見えたことは、想定外の喜びでした。山容や雪の残り具合から確信しましたが、火打山が右側に見えるイメージがなかったです。後で地図で確認しました。この山を見て、雨飾山、高妻山への想いが新たになりました。


30~40分ほど山頂に滞在しましたが、風が強くて食事に向きませんでした。雨も心配されたので下山を急ぎました。途中、風が弱くて見晴らしの良い場所を探し昼食にしました。大きな山容の苗場山が見えます。


谷川岳方面は、この日雲に隠れがちでしたが、ようやく見渡せました。残雪の平標山~仙ノ倉山です。この稜線自体は穏やかですが、どうしても魔の山のイメージが重なってしまいます。


この日は、思ったように登りのペースが上がらず、反省です。通勤中、最寄り駅を使わずに30分ほど早歩きすることを、復活させました。まずはスリム化から初めて、夏山に備えたいと思います。W杯の寝不足も、あと少しで終わりです。

MFさん宅、再訪

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7月8日の日曜日、半年ぶりにMFさんのお宅を訪問してきました。MFさんがPCオーディオのフロンティアとしてご活躍されているのはご存知の通りです。5月のHarubaruさん宅でのマラソンオフでも活躍したmini PCは、MFさんの手によります。MFさんはJPLAYから離れて、現在はWindows10+foobar2000による再生を追求されています。昨秋、トリプルPCが話題になりましたが、ホットな話題はmini PCの4台使い、とのことでした。拙宅は依然、light MPDですが、ヒントになることに間違いありません。ファイル音源をSDに詰めてお住いの足立区方面へ向かいました。

6月中に梅雨が明けてしまった関東地方は、連日暑い日が続いています。待ち合わせの時間まで少々時間がありましたので、舎人公園に寄ってみました。青空に入道雲。晩秋の秋晴れとは随分風情が異なります。半年はあっという間でした。


まずセッティングが変わっていました。内振りから平行配置へ変わっていました。背景の吸音部材も取り除かれています。KYLYN(キリン)さんの訪問でいろいろとご指摘あった模様です。全般的に音場が広がり、特にクラシックのオーケストラで顕著な効果が出ていました。


変化点と言えば、プリメインアンプも更新されていました。同じラックスマンのL-509Xへグレードアップされました。ご決断が速いですね。前回のL-507uXはパワーアンプとして使われていましたが、今回はプリメインとして使われていたような・・・。


Hugo2は健在してした。今回はウェルフロート2台使いとなっていますね。1台だけでなく重ねて使って評価する・・・なかなかそこまで追求できません。PC側でPCM 768kHz までアップサンプリングされた音楽信号をそのまま受け入れます。


最前線のレンダラーです。プロセスカットを追い込んだWindows10上のfoobar2000で再生します。このmini PCは、上流のPCから送られた音楽信号を再生することだけに専念しています。駆動はバッテリーです。電池の残量が表示されるのが嬉しいですね。


ここは私の知識では説明しきれませんが、音源を管理するPC(シルバーの筐体、NASに相当)1台、再生PC2台です。先のレンダラーPCと併せてクワッドというわけです。更に無線LAN親機~子機に、20mのLANケーブルと、拘りが詰まっています。


出だしと締めはMFさんのおすすめ音源の鑑賞でした。坂本冬美、松田聖子なども交えていただき、MFさんと私の世代ギャップを吹き飛ばすご配慮いただきました。中間は、私がスマホを操作して耳タコの音源を聴き続ける、まさしくシステム乗っ取りの状況となりました。


MFさんの推奨は、上流のPCでアップサンプリングを重ね、最後にレンダラーに受ける方式でした。一方でPC側ではアップサンプリングせず、Hugo2でアップサンプリングする方式も聴かせていただきました。前者がよりタッチが濃くなる印象で、私にはちょっと押しが強い感じがしたので、しばらくはPC側でのアップサンプリング無しで聴かせていただきました。一音一音を描き分ける感じは前回も感じましたが、さらみ磨かれましたね。システムに耳が慣れてからは、ご推奨の事前アップサンプリング方式で聴き続けました。

クアッドの狙いを一言で表すと分散処理になります。結局ファイル再生というのは、音源情報を逐次、読み出してオーディオ装置へ送り出す処理ですが、これを複数のPCで分担する考え方です。全てを一台のPCで行うと端的に音が悪くなる、とはMFさんのご経験です。拙宅も形態は異なりますが、light MPDの2台使いで再生とコントロールを分けています。NASもPCと考えると、少なくともトリプルの構成になります。無線LAN親機~子機や、20mのLANケーブル等、MFさんの取り組みも活かす余地があると感じました。

MFさん、一段と進化したサウンドを聴かせていただき、ありがとうございました。正直、マルコム・アーノルド/ロンドンフィルは前回と全く異なる印象で、驚きました。PCオーディオの追求に加え、音場を表現するセッティングやチューニングの合わせ技で一本取られた感があります。低音の下支えと明瞭さが印象的でした。横浜遠征の際には、お声かけください。とりあえず20mのLANケーブルはポチりました(笑)。当方、プリアンプが落ち着いてからになりますが、またPCオーディオの会でもいたしましょう。

菅平、夏山

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7月も半ばを過ぎましたが、横浜方面は連日の猛暑となっています。さて、先の3連休の初日、メンバー4名で菅平の四阿山、根子岳に登ってきました。学生時代に登っていますので約30年ぶりの再訪となります。この時期、近郊の山はとても登る気がしませんが、避暑地である信州であれば・・・結果からすると信州も暑かったです。標高から来る気温の若干の低下に加え、時折吹く風の涼しさに信州らしさを感じる場面もありました。それでも、炎天下の登山には変わりありません。適切なペースと適度な水分補給が大事となります。

出発点は菅平牧場です。遠く、北アルプスの山並みが見えています。今年は雪が少ないですね。連日の猛暑で解けるのも仕方なしでしょう。中央で少し尖った山が、槍ヶ岳です。そう言えば、槍も穂高も随分とご無沙汰しています。


登り始めは11時頃でしたので、常に真上に太陽がある状況でした(大汗)。休憩は勿論、日陰で取ります。何とかブナの葉が日差しを遮ってくれます。休憩中、風が吹くと一服の清涼剤となります。


最初に登ったのは根子岳です。花の百名山に選ばれているとは知りませんでした。右後方の山が、本日のメイン四阿山となります。


根子岳頂上はフラットで360度のパノラマが楽しめました。菅平高原を足元に置いて1時間ほど昼食タイムを取りました。夏休みになるとラグビーの合宿で賑わうことでしょう。


再びアルプス遠望です。写っているのは、後立山連峰方面です。昨年の上信越での山と音楽の旅、でよく眺めた鹿島槍ヶ岳の双耳峰が見えます。


一旦下って、四阿山を目指します。笹が一面に広がり、なかなか印象的なルートでした。根子岳に向かう登山者と挨拶を交わしますが、当然、登っている方が息は粗くなります。


途中、根子岳を振り返ります。笹の緑、青空、夏雲・・・こういった光景に触れられると、やはり来てよかったと思います。何となく徳島の剣山の風景が連想されます。


キツイ登り返しを経て、四阿山に到着です。ここは群馬県と長野県の境界でもあります。トンボの大群が山頂付近を飛び回っていました。


長野盆地越しに、妙高山、火打山、焼山が見えます。先の大源太山からの眺めに続いて、3週間ぶりの再会です。妙高は形がユニークで遠くからでも同定しやすいです。


更には北アルプスの白馬岳も見えました。夏山はどうしても雲が湧きやすく、特に午後は展望を期待しにくいのですが、十分、お釣りが来ました。


四阿山からは一気に菅平牧場へと下りました。牧場の牛も炎天下ではさすがに大変でしょう。下山口にソフトクリームを販売しているお店がありました。閉店時間を少々過ぎていましたが、何とかありつくことができました。帰路、上田の温泉に寄って汗を流し、東京方面へ戻りました。この翌々日、中1日で再び軽井沢に来ることとなりますが、あらためて記事にします。

高峰高原

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菅平の翌々日(海の日)、再び碓氷峠を超えて小諸方面へ向かいました。目的は高峰山ですが、この日は登山というより散策といった風情でした。何しろ標高2000mの車坂峠まで車でかけ上がります。歩き始めは、冬はスキー場となるアサマ2000パークでした。菅平の時のような日差しもなく、避暑地の夏休みを先取りしたような1日となりました。ちなみに、高峰高原の先には嬬恋村があります。前々日の四阿山も長野と群馬の県境に位置しています。尾瀬もそうですが、あらためて群馬は高原の県だなと、実感しました。

メンバーは昨年11月の薩摩山三昧ツアーの男女混成の4名でした。アサマ2000パークの駐車場から登り始めて間もなく、高峰山に到着しました。標高は2077mです。車坂峠の標高が1973mですので100mアップのハイキングでした。


高峰山の山頂からは小諸方面を展望できます。夏雲が湧いて、遠方の山々の同定が難しかったです。瞬間、八ヶ岳や北アルプスの、それらしき姿は見れましたが・・・。


肝心の浅間山は手間の黒斑山にブロックされて見えないのですが、稜線の一部を見ることができました。浅間山は入山規制があり登頂はできません。


軽井沢方面は、積乱雲が立ち上がっています。この後、積乱雲はさらに発達しました。実際、帰路は激しい雷雨となりました。


景色の代わりではありませんが、山の花々を。イワギキョウでしょうか(多分)。


コオニユリと思われます。一輪でも存在感があります。


再びアサマ2000パークに戻ってきました。ニッコウキスゲの群落が一斉に見頃となっていました。厳しい冬を耐えて、夏を謳歌している印象でした。


峠の向こうは群馬です。遠くに見えているのは草津白根山です。小学生の頃、草津温泉~鬼押し出し~軽井沢と、家族旅行したことを、思い出しました。


下山後、ビジターズカフェにて珍しいキャベツのソフトクリームで涼み、さらに小諸インター近くの布引温泉でゆっくり露天風呂につかりました。浅間連山が屏風の如く並んでいる姿を見ながらの湯は最高でした。7月も間もなく終わりますね。W杯の1か月が遠い昔のように感じられます。月日が経つ早さ・・・これは確実に増しています。さて、8月はどんな月になりますでしょうか。夏の甲子園は100回の節目で盛り上がりそうです。やっぱりあっという間に過ぎてしまう気がします。

chibiさんを訪ねて~プレ編~

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6月にお越しいただいたchibiさんとは、涼しくなってからアウェー編をやりましょう、という話をしていました。ところが、急遽、お呼びがかかり、真夏の訪問となりました。chibiさんは普段、キソアコースティックのHB-X1をお使いですが、そのHB-X1はチューニング(byトラウトマン大佐さん)の旅に出ていました。代わりというわけではありませんが、トラウトマン大佐さん所有のHB-1を聴けるとの一報をいただきました。台風が去り暑さも戻った7月29日の夕方、初訪問してきました。chibiさんとは沿線が同じで、お散歩感覚でお邪魔してきました。

chibiさんのオーディオ歴は長く、TV脇に鎮座するJBLの4311Bは学生時代から使っているそうです。お好きなジャンルはジャズです。若いころからジャズ喫茶に通われていたchibiさんならではの、SPと言えるでしょう。現在、メインのSPはキソアコースティックに移行しました。トラウトマン大佐さんのブログに触発され、購入に踏み切られたとか。同じSPでも鳴らし方次第で違う音になるのはオーディオの面白さです。チューニングに出されたのは、まさしくchibiさんが欲する音を出すためのステップと理解しました。


システムはリビングルームに組まれていました。後方のダイニングを含めて15~16畳ほどでしょうか。広大な空間です。観葉植物もふんだんに配置されていて、リラックスできる空間となっていました。実際、お仕事帰りの後、お酒片手に1時間ほど聴くことが多いと聞きました。


本日の主役、トラウトマン大佐さんのHB-1です。素材はハワイアンコナです。想像通りコンパクトなSPでしたが、内部は大佐さんの試行錯誤の結晶がぎっしり詰まっています。滞在はこの日までで、翌日には香川方面て旅立っていったそうです。


HB-1の横に位置するのが、スーパツィータのKITHIT HIT-ST2です。スーパツィータは高音を足しているのですが、聴感上は低音に効くと言われますね。chibiさんも同様の効果を実感されているようでした。HB-1の口径の限界をカバーしている感じでしょうか。


上流にはいわゆるハイエンド機器が並んでいました。chibiさんはリッピング派で最上流はLINN KLIMAX DS/3です。KAZOOで再生指示する点は拙宅同様です。下段はNAGRAの真空管プリアンプPL-Lです。この他、クラシックオーディオのライントランスを使用されています。


パワーアンプはFM ACOUSTICS FM611を使われています。敷居の高いアンプではありますが、嵌ると抜け出せない世界がありそうです。chibiさんは、お使いだったOCTAVEのV70SEを未だ手放さず・・・ですので、今後の動向に注目しています。


19時からの感想戦の前に、2時間弱、駆け足で聴かせていただきました。全般にライブ音源が多かったですかね。広い部屋でのコンパクトSPの内振りは、なかなか聴く機会が無いので耳が慣れるのに時間がかかりました。総じて、音が濃い、音場が左右に広がる、ヴォーカルの口は大きめ、といった感想です。とてもコンパクトSPとは思えない低音の支えも印象に残りました。当方はヴォーカルは遠目でギュッと縮めるのが好きなので、目指す方向の違いはあります。リスナーがステージに、にじり寄ったような音を、chibiさんはお好きなのでしょうね。

最後は駅近くの居酒屋で感想戦を行いました。お刺身が美味しいお店を紹介いただきました。ビール、芋焼酎を片手にオーディオ談義、師匠談義で盛り上がりました。翌日が月曜日でしたので、あまり長引かない形で散会となりました。その後、chibiさんから戻ってきたHB-X1の近況を聞かせていただきました。随分とフレッシュなサウンドのようです。ゴリッとした音がお好きでもあるchibiさんの鳴らし込みの成果が楽しみです。真夏のオーディオ訪問の機会をいただき、ありがとうございました。涼しくなってからの再訪、よろしくお願いします。

高川山(都留)

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8月の第一週の土曜日、メンバー3名で山梨県、都留方面の高川山に登ってきました。4月に登った滝子山同様に、秀麗富嶽十二景に数えられる山です。大月から分岐して河口湖方面向かう富士急行の田野倉駅が出発点となりました。この時期の近郊の山は暑さとの闘いとなります。実際、歩き出しはどうなることやら、といった雰囲気でしたが、幸い、山頂まで樹林の中を進むコースでした。時折吹く風のアシストもありました。標高アップに伴う気温低下で、山頂は30度を切っていたと思われます。時期が時期だけに逆に静かな山旅となりました。


中央の鞍部の向こうが富士吉田や河口湖方面です。奥に、しっかりと富士山も見えるはずだったのですが、夏雲に覆われて御覧の通りです。見頃は晩秋から真冬になります。


道志山塊の御正体山は見えていました。その向こうは丹沢となります。足元には都留市街が見えています。山頂にて昼食をとり再び田野倉駅へ向かいました。


高度を下げるにつれ、夏の暑さが戻ってきます。近くにリニアモーターカーの見学施設がありました。時折、ゴォーッという音が聞こえていました。


炎天下の中、我々の他、出歩いている人はほとんどいません。無性にスイカやかき氷が食べたくなりました。


それでも着実に季節は進んでいます。季節を先取りするような光景には嬉しくなってシャッターを押します。さらに・・・


斑模様ではありますが、イネにも実ができていました。黄金色になるのはまだ先ですが、秋への想像を掻き立てられました。


相模川の上流、桂川です。まず綺麗な水に驚きました。河原で野球少年が石を飛ばしていました。日本の夏ですね。


帰路、「芭蕉 月待ちの湯」で汗を流してリフレッシュしました。大月へは戻らず、そのまま一般道で相模湖まで出て、中央高速で帰京しました。酷暑の登山を覚悟していましたが、さほどでもありませんでした。地元の方によると、都留(おそらく山間でしょうが)は夜、冷房いらずとも・・・。冷房機器で周囲の温度を上げる悪循環が無いのでしょうね。さて、この秋は、それなりの山が複数控えてます。スリム化と体力維持向上を兼ねて、この夏は例年以上に近場の山を登る予定です。オーディオと山の秋まで、もうひと辛抱です。。。

OCTAVE HP300SE 導入

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お盆が過ぎ、横浜方面は一気に涼しくなりました。揺り戻しはありそうですが、確実に秋が近づいていることを感じます。オーディオシーズンの到来も間もなくといったところです。久々の投資となったプリアンプ導入の話題です。導入したのは、OCTAVEのHP300SEです。4月の自宅試聴、昨年10月のショップでの試聴と、同社のプリアンプを意識的に聴いてきました。そういった意味では、既定路線だったのかも知れません。輸送の関係で7月末の到着となりました。猛暑でオーディオ熱は下火ですが、週末を中心に灯を入れてきました。


迎え入れたHP300SEです。真空管とトランジスタのハイブリッドアンプです。色は他の機器とのマッチングを考慮してシルバーの一択でした。従来、フォノイコライザーが収まっていたラック下段を使用します。すっかりこの光景にも慣れました。


パワーアンプには、プリメインアンプのV40SE(上段)を使います。異なるメーカーのプリ、パワーの組み合わせを探すのもオーディオの楽しみかも知れませんが、無難な同メーカーでの組み合わせとなりました。


前身のHP300から強化された電源ユニットです。ずっしりとした重さがあります。これをアンプの筐体に入れるのはかなりの無理が要ります。ニッキーさんからの指摘もあって、DDコンバータの下で使っていたウェルフロートを当てています。


ずっしりと言えば、リモコンもなかなかです。ボタンはボリュームの上げ下げのみで実にシンプル。V40SEに付属していたリモコンは不要な機能が多かっただけに、個人的なヒットです。


まだ使いこなせていませんが、ゲイン調整が3段階で行えます。今のところLowで使っています。鳴らし込みが一段落したらゲイン、ボリュームの組み合わせの違いを聴き込んでみようと思います。この辺りはセパレートならではの愉しみかと思います。


導入して3週間ほどが経過しました。例によってよく聴く音源、久々に聴く音源を適当に混ぜながら個性を掴んでいるところです。実質、週末しか聴けていませんが、何となく効果のようなものが見えてきました。音のタッチが丁寧でしっかりします。音色をより楽しめる方向で、ピアノが結構いい感じです。ポゴレリッチやピリスのソナタをしばしばかけています。低音の小気味よさ、安定感も変化点の一つです。増幅と駆動を分業した効果でしょうか?これらが相乗して音楽が楽しくなってきます。スタートとしては上出来だと思いました。

メインシステムの機器導入は5年前のAIT DAC導入以来ですから随分間があきました。その間はPCオーディオの見直し、ウェルフートを中心とした振動対策などを進めてきました。順番から言えば10年選手が見えてきたSPの更新なのでしょうが、アンプのテコ入れを優先しました。伏線はいろいろありました。球転がしの想像以上の効果を実感したこともその一つです。訪問先のベテランの皆さんのセパレートアンプの使いこなし、サウンド、経験談もトリガーとなりました。右足を先に出すか、左足を先に出すか、どっちも登っていることに変わりなし、の心境です。

本棚から瀬川冬樹さんの本を取り出しました。セパレートアンプについてもいろいろと書かれています。プリメインアンプでも十分といった記述もありますが、セパレートに進むなら中途半端は駄目と、戒めてもいます。個性の異なるプリ、パワーを組み合わせる難しさにも言及されています(いいとこ取りをしにくい)。耳は8年かけてOCTAVEの音に馴染みました。プリ/パワーの相性は気にしなくて良いでしょう。フォノイコライザーやウェルフロート配置、ケーブル不足など課題散在ですが、延長戦気分で新システムスタートです。
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