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Harubaruさん宅訪問

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5月3日、厚木のHarubaru邸で開かれたマラソンオフ会に参加しました。昨年につづいての開催で、今年は30名が参加したそうです。オフ会を開く方はエネルギーを使うものですが、1週間連続となると想像を超えます。21日にHarubaruさんと会う機会がありましたが、終了後2日間は放心状態だったそうです。あらためてご厚意に感謝します。ご一緒はGRFさん、K&Kさん、BOさんでした。K&Kさんは前日の大室山に続いて2日連続のお付き合いです。GRFさんもHarubaruさんも学生時代には山をやられていました。オーディオ&山好きは案外多いのかも知れませんね。

本厚木で皆さんと集合後、約束の時間にお邪魔すると、ニコニコされたHarubaruさんが待っていました。早速、改装された明るいリビングへ通していただきました。オフ会を5、6年やっていると、再訪するケースは増えるのですが、1年間の間に今回ほどシステムが大きく変化する例はまずありません。B&Wの802D3の導入、リフォーム、電源工事、アンプの改造、ネットワークプレイヤーの導入、クロックジェネレータの増強、ルームチューニング材の設計と導入・・・どれもヘビー級で、普通のオーディオファンであれば躊躇するような変更です。それをスパッと実行されるHarubaruさんのオーディオへの想い、が伝わってきます。


新たに導入されたB&W802D3です。昨年、オーディオショウに登場し話題になっていましたが、実際に聴くのは今回が初めてとなります。デザインがすっきりしましたが、実際に聴いた印象も、より澄んでより明るい音になったと感じました。前機もそうですが、黒色はHarubaruさんの拘りです。


ソース機器です。CDプレイヤー、エソテリックのK-01は昨年から健在ですが、クロックジェネレータを強化されています。Phile再生への取り組み本格化しました。スフォルツァートのネットワークプレイヤーDSP-03やバッファローのNAS、DELA N1A(改)を導入されています。


ラック上段の右側はご友人製作のジッター除去機です。クロックまわりは電源含めて3筐体ですが、賛同者が多ければ基板化も検討するそうです。左側は電源クリーナーです。出水電器の電源工事やアイソレーショントランスの効果が大きいこともあり、この日は不使用でした。


金田式の真空管プリアンプ(下段)も目玉の一つです。電流伝送/電圧伝送(よく分かっておりませんが、プリとパワー間の信号伝送の話でしょうか?)の切り替えが行えるような仕様です。クロックにしてもアンプにしても、ご人脈を活かして理想の音を求める・・・Harubaruさんのオーディオ道ですね。


パワーアンプは、今年もプッシュっプル、シングル切り替えでしたが、昼間の部のメインをプッシュプルが、夜間のBGMをシングルが受け持ちました。見栄えのするパワーアンプもHarubaru邸の顔の一つです。ライブ音源における客席の咳の音が、電流伝送の方がリアルに聴こえたのは気のせい?


個人的に気になったのが、出水電器の100Vのアイソレーショントランスです。実は、Harubaruさんのご厚意で現在、拙宅にてAIT DACの足元でお試し中です。背景ノイズが減った印象があります。100Vであれば、うなり音はありませんし、あとは算段の問題となりそうです。


前半、Harubaruさんの音源からヴォーカルを中心に聴かせていただいていると、ヴォーカルの定位位置が気になったGRFさんが、例によってトントンをやって調整。左に寄っていた音像をセンターに中心に戻して再開です。ゲスト側で弄ったのはこれだけだったはずです。導入して間もない802D3は、小音量においても細かい音の表現力を感じました。その後、マラソンオフ会に参加した複数の方と会う機会がありましたが、異口同音、小音量時の情報量の多さを挙げられていました。マンションであるため音量の制約はありますが、SPのポテンシャルでカバーできそうです。

話題はクロックに集まりました。DSP-03においてはクロック有り無しの効果は顕著でした。入れると霞が取れ、今井美樹の口元が締まる印象です。続いてK-01で、Harubaruさんの音源、私の持ち込み音源、K&Kさんご自身による録音音源で実験を行いました。K-01では必ずしもクロックあり優位とは言えない結果でした。これにはK-01が元来有する完成度の高さ、聴いた音源の特性、さらに個人の好みの問題が関わるため、単純な結論にはならないと思われます。K&Kさんの持ち込まれたピアノとヴァイオリンの音源では、クロック有り無しでピアノ、ヴァイオリンの主張度合が変わるのが面白かったです。

マラソンオフ会も6日目となり、Harubaruさんのお疲れ度合いもピークだったでしょう。それにも関わらず、Harubaruさんご自身の手料理をいただきながら、感想戦となりました。ちなみに私が下っ端で、皆さんの長いオーディオや仕事経歴の話題を楽しませていただきました。遠方からお越しのGRFさんが一足先に帰られた後、神奈川組で談義をつづけ、21時頃の散会となりました。Harubaruさん、皆さん、楽しいGWの1日をありがとうございました。翌日はニッキー邸訪問になります。

ニッキーさんを訪ねて

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GWオフ会シリーズ第3弾です。5月4日、Philewebつながりでいたちょうさんとご一緒に、ニッキーさん宅を訪問しました。朝方までの雨が上がり、午前のうちに一気に五月晴れが広がりました。待ち合わせの高尾駅改札口に向かう通路からのスナップです。このまま山に登りたくなる青空です。おそらく高尾山はハイキング客でごった返したでしょう。ニッキーさんのお宅を訪問するのは今回で2回目ですが、前回はご実家、今回は一人暮らしのマンションと環境が変わっています。オーディオの腕も上げられたと聞いていましたし、先日のにら邸で耳の良さは確認済。訪問を楽しみにしていました。


2014年3月の訪問時は和室でシステムを組んでいたニッキーさんですが、引っ越し後はリビングルームをオーディオ部屋に充てています。機器類に大きな変更はなく、アクセサリーやチューニング材を吟味し、好みの音を追求されています。愛用の805Dも健在でした。何やら中央線沿線805の会なるサブコミュニティがあって、お互いに切磋琢磨や情報交換しているとか。メジャーなSPのメリットでしょうか。オンキョーのパワーアンプM-5000R の足元には話題のバーチを使ったウェルフロートボードが収まっていました。A4サイズのボードは対805Dでやや小ぶりでしたが、最近サプライズがあったようです。


上流の機器は2年前と変わっていないようでした。オンキョーのプリアンプにP-3000Rに、デノンのSACD/CDプレイヤーDCD-SX1です。他にパイオニアのネットワークプレイヤーN-70Aがあります。この日のデジタルはほぼDCD-SX1による再生となりました。


ニッキーさんの世代でアナログ再生は珍しいですね。マランツのTT8001にフェーズテックの昇圧トランスT-3を組み合わせています。カートリッジはオーディオテクニカ、AT-F3IIです。我々世代には懐かしい、YMOのライディーンをかけていただきました。


プレイヤーやアンプだけでなく電源系にもウェルフロートやクライナのボードが敷かれていました。先日のきみぞうさん持ち込みのインシュレータもすっかり定位置を確保した様子。ACエンハンサーの足元を素にすると音が滲む印象です。電源系の制振は、避けて通れませんね。


休憩兼ねて和室4.5畳のセカンドシステムも聴かせていただきました。GW最初の大田区Yさんに続いてダリのSP登場です(ブックシェルフのMENTOR MENUET)。なかなかダリとの接点が無かっただけに連続とは少々不思議です。このようなセカンドで一日の疲れを癒すって、いいですね。


出だしはカーペンターズ、モーツァルトの室内楽、家路などニッキーさんの音源から。前回はヴァンヘイレンの印象が残っているのですが、クラシックが心地よい纏まりのあるサウンドに変貌していて感心しました。電源まわり、機器の足元の対策を積み重ねた結果が音に現れていると思いました。その後、いたちょうさんと私の音源を交互に聴かせていただきました。ジャンルを問わないオールマイティーぶり、見事でした。フランクのバイオリンソナタ(チョンキョンファ&ルプー)はピアノとバイオリンのバランスが私好みでした。余興の早乙女愛もこなせます。いたちょうさんも全般に満足されている様子でした。

ニッキーさんの整ったサウンドを聴いて、2年の歳月を実感し、積み重ねの大切さを再認識しました。音の判断基準をしっかり持っている点は、見習わねばなりませんね。オフ会後、高尾の駅前でビール一杯いかがですか?といたちょうさんからお誘いがありました。暑かったので軽い気持ちで応じたのですが、一杯で終わるはずがありません。乾杯だけの予定だったニッキーさん居続けて、普段通りの感想戦となりました。途中、お師匠さんであるKYLYN(キリン)さんにも電話したのですが、ご迷惑だったかも知れません。それでも是非、お師匠さんにもニッキー邸を訪れて欲しいですね。

BOさん宅訪問

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最近、PCオーディオは、JPLAYの話題で盛り上がっていますね。5年ほど前にVoyage MPDが広まった当時の雰囲気、興奮が伝わってきます。纏まった時間があれば取り組みたいのですが、このところオンもオフも忙しく、躊躇&様子見といったところです。LinuxではなくWindowsで取り組める点は、面白いと思いました。Harubaruさんから借りたアイソレーショントランスをDACの足元に配したところ、効果が確認されたので、まずはその導入を優先したい事情もあります。オーディオでは複数の策を同時にやらないように意識していますが、まあ、言い訳です。先の楽しみではあります。

さてGWオフ会、4軒目は地元横浜のBOさん宅訪問でした。BOさんとは3日のHarubaru邸訪問をご一緒していますので、1日置いてのお付き合いとなりました。今年の横浜方面のGWは好天に恵まれ、この日も爽やかな青空が広がりました。いつものように最寄り駅で待ち合わせて、BOさんの運転でお宅まで向かいました。BOさんとの最初の交流はちょうど2年前になります。以後、相互訪問を含むサウンド交流、さらにフレンチレストランでの会食など、いつも遊んでいただいています。BOさんは、音楽のみならず、レーベルや録音など音源にもお詳しく、何かと教えていただくばかりです。

これで3度目の訪問になります。すっかりこちらのオーディオ部屋も馴染みになりました。オーディオ機器に大きな変更はありませんが、音場の広がりや響きの微調整を重ねられています。代名詞とも言えるB&Oの仮想同軸のトールボーイも健在です。


SDカードからデジタル信号を取り出し、パナソニックのデジタルアンプで受ける構成も変わっていません。CDプレイヤーもPCも、アナログのプリアンプも無い、とてもシンプルなシステムです。操作や音源の検索は大変そうですが、BOさんはこのスタイルに慣れています。


例によりクラシック、ジャズを中心の鑑賞となりました。バロックから現代音楽まで幅広く、特に録音の良い音源をお持ちです。ペルコレージの「スターバト・マーテル」は私もお気に入りの盤を探し中です。有名どころではアバドがあるようです。古楽のレーベルではハルモニア・ムンディを紹介いただきました。


マーラーやブルックナーのように大編成は未だ聴く頻度が上がらないのですが・・・。マーラーだと5番は入りやすそうな感じですね。BOさんがお気に入りのチェルビダッケのBOXからは「くるみ割り人形」を聴かせていただきました。惹きつけられる名演ですね。


ベートーヴェンはピアノが絡む作品が好きなので、実は交響曲は積極的に聴いていません。こちらは60年代のイエスキリスト協会で録音されたベルリンフィルとの全集です。大田区Yさんとの会話でも出ましたが、やはりこの年代の音は、訴求力があります。


一方、ジャズは女性ヴォーカルの大御所の面々。アニタ・オデイの名盤「This is Anita」は私も早速、購入しました。BOさんのシステムはお部屋の広さもあって箱庭感がなく、ジャズクラブにてヴォーカリストの正面にいるような感覚で聴けるのが楽しいです。


これは間違いなくGRF邸訪問の影響ですね(笑)。エンターテイナーが持つオーラがオーディオでも十分伝わってきます。


最初の訪問2回目訪問の変化は大きかったですが、今年は昨年同様の音だと感じました。お部屋の広さとトールボーイの空間表現力が音場の広がり、ゆとりを形成しています。部屋のみならず音にも私自身が馴染んでしまったのか、オーディオ耳は働かず、単純に音楽を楽しませていただきました。ある意味、望ましいオフ会なのかも知れませんね。オーディオ鑑賞後は、奥様の美味しい手料理とワインをいただきました。こちらも毎度のことなので恐縮なのですが、ご馳走様でした。お貸いただいた五嶋みどりのシベリウスの協奏曲、しっかり鳴らし込んで、次回来宅時に備えたいと思います。

そねさん、を訪ねて

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GWオフ会シリーズの最終日、Philewebつながりで、地元のそねさんをushiさんと一緒に訪問しました。昨夏、お二人が拙宅にお越しになった際、再生環境が整ったら、そねさん宅にお邪魔する話をしていました。しばらく間があきましたが、ベルウッドさん訪問記(4月にそねさんを訪問されています)のレスで話がまとまり、GW最終日に差し込ませていただきました。そねさんは定年退職を見越して、2006年にオーディオを始めたそうですが、その一方でPCオーディオや電源環境へのマニアックな拘りを存じていました。ピエガやMSBテクノロジーといったハイエンド品、平行法と交差法の同居なども気になるところです。

お昼を3人で待ち合わせにしていたのですが、ushiさんが見えられません。後で判明したのですが、遅くなる旨のメッセージが、そねさん宛てに届いていたそうです。結局、私とそねさんで駅近くのラーメン店へ。お奨めの味噌ラーメンを汗をかきながらいただきました。濃いめの味噌味のスープとお肉のボリューム感が嬉しいです。GWは休まず営業だったという、おかみさんの明るい愚痴を聞いてお店を出ました。


地元の馴染みのある大型マンションの1Fにそねさんのお宅がありました。採光の効いた明るいリビングルームをオーディオ部屋に使われています。本来つながっているキッチンは、仕切りで区切られていています。床はフローリングのままでしたが、壁や天井の漆喰が効いているのか、さほどライブではありません。ここに来て、相次いでセッティングの先達のベルウッドさん、GRFさんが訪問してご指南があった模様です。この日はイーディオ製小型SPが平行法、ピエガのトールボーイが交差法となっていました。ダリ平面SPの大田区Yさんもそうでしたが、ラックなしのアンプ床置きは、「男の城」の風情が出ますね。


そねさんはファイル再生派ですが、特殊と言っていいほどシステムは凝られています。PCに挿したサウンドカードからデジタル信号を出す、初期のPCオーディオのスタイルです。USB方式もいろいろと試されたそうですが、代替まで至りませんでした。他リニア電源、クロックなどですが、筐体の数が多くて、それらの関係性がつかめていません。最終的にAES/EBU接続でDACにつなぎます。このあたりは、馴染みのオーディオショップのお師匠さんから、指南を受けたそうです。最近のJPLAYの盛り上がりを見ると、PCオーディオはまだ多様性を維持していると感じます。


こちらがMSBテクノロジーのハイエンドDAC、DAC-Ⅳ Signatureです。アナログボリュームが付いてプリアンプを兼ねています。MSBテクノロジーの存在は最近まで知らなったのですが、デジタル信号の処理に相当な拘りのあるメーカーのようです。


パワーアンプも昨年交換されたようですね。それでまアキュフェーズを使われていましたが、横濱音羽製作所のモノラルアンプAL3886FMC×2台となっています。そねさんご自身も、また過去何度か訪問されているushiさんもアンプ入れ替えの効果を実感されているようでした。


この日、コーナー配置の交差法に使われていたピエガのTC 70Xです。フロントバスレフ型のトールボーイです。ピエガのSPはお店での試聴経験はありますが、訪問先で聴くのは初めてとなります。ピエガのSPにはスタイリッシュなイメージがありますが、どっしりした面構えですね。


一方、こちらはイーディオ製の小型2WaySPです。イーディオのことは今回の訪問まで存在を知りませんでした。高域ユニットは Morel/ET338-104、低域ユニットが Audio Technology/15H52です。ご自身の日記によれば、夜、グラス片手に女性ヴォーカルを聴くSPとしての導入だったとか。


チクマのタップの他、配電盤、リニア電源、充電式電池、クリーン電源など電源環境への相当な拘りもそねさんのオーディオの特徴です。「男の城」の大事な要素です。


こちらも拘りの一端。SONYの家庭用蓄電池です。この日は別系統のPCオーディオの足元として使いました。結構、いい値段しますが、気になったushiさんは速攻で買われたようです。


こちらがサブのプレイヤー、ラズベリーパイ+I2S-DACです。究極のコンパクトさに加えて、タブレットから選曲できる便利さもあります。調子に乗って聴かせていただきました。


そねさんのお気に入りの音源から、ジャズ、クラシック、ポップスとジャンルを跨いで聴かせていただきました。イーグルスやクリスボッティはオフ会の定番になりつつありますね。クラシックではモーツァルトの比率が高かったように思います。


跨いだジャンルの中では相対的にジャズが多かったでしょうか。ミラバッシ(下段)は昨年、拙宅にも持ってきていただきました。哀愁を誘うメロディーをアコーディオンが奏で、そこにミラバッシの余韻を含んだピアノが重なります。私も気に入って購入しました。確か、連続する音は、そねさんのテーマだったように憶えています。ピアノで言えばアルゲリッチは受け付けず、内田光子の音の置き方を熱く語られていましたね。指でなく音を置くという表現は、分かるような気がします。尤も、私は両者OKの相変わらず雑多ぶりですが。


まずは平行法の小型SPからスタートしました。音場が後方に形成され広がりも十分です。やはりクラシックとの相性がいいようです。冒頭でかけていただいたコーラスも浮遊感が出てマッチしていると思いました。一方、交差法にはジャンルを選ばないオールマイティーさがありますが、低域は時折主張が勝る印象を感じました。ただし、後日談があり、再度GRFさんの訪問があった模様です。背景との距離など詰める余地があったということでしょうか。イーグルスのライブではそれがドラムの力感につながっていました。音の印象は、小型SPの方に若干の乾きを、ピエガにウェットさを感じました。

そねさんのオーディオから私が連想する言葉は、好奇心、拘り、チャレンジ精神、です。電源環境やPCオーディオへの取り組みは日記を通じて存じ上げていました。定年近くになってオーディオを始められたとプロフィールには書かれていますが、試行錯誤、音の取捨選択の経験を相当積まれたことでしょう。機器一品一品の選択にも拘りがあり、とてもオーディオ歴10年とは思えません。男の趣味を楽しまれている様子がよくわかりました。一部屋に2系統のSPを置ける環境は、なかなか得られるものではなく、ある意味チャレンジングです。今後のそねさんの追い込み、注目しています。思い切り地元ですしね(笑)。

GWはご多忙だったushiさんは最初からビールモード、私やそねさんも後半から合流、となりました。オーディオルームから見る新緑の光景が眩しく、爽やかな初夏の雰囲気が心地良さに輪をかけました。感想戦は近くの居酒屋を2軒が入れず、結局、そば屋さんに落ち着きました。ビールから蕎麦焼酎に移行して談義が続きました。直近のマラソンオフ会、短い期間でのセッティングの先達の来訪、などネタは満載でした。そねさん、ushiさんGWの締め1日をありがとうございました。次回はushiさんのお宅訪問ですね。こちらも楽しみにしています。

石鎚山

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GW明けの週末、半年ぶりに四国へ行ってきました。百名山登山とオーディオ訪問カップリング、第4弾です。登った山は西日本最高峰、石鎚山です。昨年10月は悪天候で断念しましたがリベンジが叶いました。5月13日の夜、姫路から新幹線、特急しおかぜとつないで伊予西条に入りしました。これまで多くの山に登ってきましたが、思い入れからどうしても力の入る山があります。利尻岳、鳥海山、燧ケ岳、甲斐駒ケ岳、北岳、水晶岳・・・石鎚山もその一つでした。好天の下、素晴らしい眺望、岩登りのスリル、希少な花、そして眩しい新緑に野鳥のさえずりと、120%満喫してきました。

朝起きると見事な五月晴れ。ホテルの部屋から石鎚山(中央)も遠望できました。登山の起点となるロープウェイ乗り場までは、せとうちバスで移動です。八十八か所の一つ、横峰寺へ向かう人も同乗していました。石鎚山も信仰の山で、白装束姿の方もちらほらと見受けました。


夕方には高松へ移動するため、ロープウェイで時間を買うことにしました。標高差800m以上ですから2時間は短縮できます。昨年の同じ場所からの眺めとは大違いです。ロープウェイを下車後、成就社(お寺)を経ていよいよ登り始めです。


成就社から鞍部に下った後、一気に登り返しました。高度を上ていくとやがて、石鎚山系の山々が見えてきました。お隣の瓶ヶ森も立派な山で、後方の伊予富士へ続く縦走路は、いつかは訪れたいルートです。ちなみに徳島へ流れる吉野川の源流が瓶ヶ森付近にあります。


石鎚山の絶壁が見えてきました。巨大な一枚岩といった迫力があります。新緑や鳥の声に包まれる世界から一転、岩肌と青空の世界へスイッチです。


石鎚山の名物、鎖場です。一の鎖から三の鎖まであり、私は最後の三の鎖だけ選択しました。それぞれ迂回路がありますので、勿論、初心者でも山頂までは辿り着けます。


鎖場は思ったより長く、また垂直壁のためスリル感満載でした。鎖の輪に足を入れて3点確保を意識しながら登ります。日帰りで荷が軽いので助かりました。写真の奥の壁を登り切ると、弥山の頂上となります。


登り始めて2時間、結構いいペースで登りました。弥山の山頂は登山客で賑わっていました。なお西日本最高峰は弥山ではなく、すぐ隣の天狗岳となります。その差はわずか8mです。


弥山から眺めた二ノ森方面です。笹が山肌を埋め、ところどころに樹木が点在するのは、昨年の剣岳でも見かけました。四国の高山ならでは光景かも知れません。


この日のハイライト天狗岳です。左側は断崖絶壁で、まさしく天を突く光景です。弥山は人で混んでいたのですぐに天狗岳へ移動することにしました。


天狗岳に向かう途中、目立つピンクのツツジが咲いていました。写真を撮っているとすれ違いの方が解説してくれました。名はアケボノツツジで、見頃は限られているようです。この花を見るがために石鎚山に登る人もいるとか。ラッキーでした。


小ぶりの桜は、イシヅチザクラです。5月半ばにサクラを、それも西日本で見れるのは標高のおかげです。アケボノツツジもイシヅチザクラも個体数が少なく、愛媛県のレッドデータブックにもリストアップされています。ずっと咲き続けて登山客を和ませて欲しいと願います。


西日本最高峰です。山頂でしばし休憩をとり、行動食で昼食をとりました。帰りのバスから逆算すると随分余裕がありましたが、ゆっくり下山することにしました。


帰りは鎖場を回避して下りました。ここから森林帯に入るため絶壁も見納めとなります。あらためて訪れてよかったと思えました。


ブナの新緑が目に優しいです。この光景にひっきりなし聞こえる鳥の囀りが重なります。これだけでも十分贅沢な休日と言えるでしょう。


再びロープウェイ乗り場へ戻ってきました。多少の暑さも加わって何となしに夏の風情も感じられました。瓶ヶ森が見えています。次に四国で登るならば、ここを選びます。ロープウェイは20分毎に出るのですが、伊予西条に向かうバスの本数が限られています。お土産売り場で時間調整して下りました。


石鎚山は想像以上に素晴らしい山でした。周辺の山々含めて人気がある理由がよく分かりました。四国の山は遠い存在でしたが、2年前の氷ノ山登山で石鎚山、剣山を遠望し、是非登ろうと決めていました。月日はかかりましたが、漸く実現できました。両峰とも好天に恵まれたこともあり、いい思い出として残ることでしょう。翌日のオフ会の地、徳島へ一気に向かうこともできましたが、讃岐うどん三昧とするべく高松に泊ることにしました。特急いしづちからの車窓を楽しみ、十分明るいうちに高松入りしました。うどんやオフ会の様子はあらためてアップします。

サウンド交流in徳島再び~fukuさん編~

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石鎚山の翌日は徳島でのオフ会でした。徳島前泊でもよかったのですが、高松滞在にして讃岐うどんを楽しむことにしました。左上の写真は石鎚山下山中の休憩ポイントで飲んだ「冷やしあめ湯」です。ショウガの風味にまったりとした甘味で、疲れを癒してくれました。特急いしづち号では車窓から瀬戸内海や讃岐富士を眺め、十分明るいうちに高松入りしました。普段は夜と朝を共にうどんにすることは、まずありませんが、ここは郷に従えです。高松駅前の「めりけんや」「味庄」にしました。丸亀製麺のおかげで、半セルフの仕組みも予習済(笑)。違和感なく讃岐うどんを満喫しました。


高松から徳島までは高速バス利用です。待ち合わせの時間にちょうどいい便がありました。吉野川を渡ると徳島の中心地となります。先の記事でも触れましたが吉野川の源流は石鎚山系にあります。わずか1日で河口まで来たわけですが、実際の水はどれくらいの時間がかるのでしょうか?


半年ぶりの徳島オフ会、今回はfukuさん、2Hさん、のーてんきさんの三軒のハシゴです。9時半に徳島駅でfukuさん、2Hさんと待ち合わせ後、早速fukuさんのお宅へ移動しました。分刻み?のスケジュールでアレンジも大変だったと思われますが、甘えさせていただきました。昨年10月からツィータが変わったそうですが、機器構成、配置は変わっていませんでした。fukuさんのシステムはニアフィールドながら、上方、左右に張り出す音場感が見事です。例によって終始センターポジションで、できる限りの音源を紹介いただきました。予想通り、時間が足りませんでしたね。


今回は名盤・名演シリーズということでクラシックが主軸でした。毎度ながら膨大なコレクション、特にSACDの充実ぶり、を実感します。本音では、棚をじっくり見る時間が欲しかったです。私の好きなシベリウスのヴァイオリン協奏曲は、リビング・ステレオのシリーズからハイフェッツをかけていただきました。オーケストラがやや上方に定位することもあり、前方の客席で聴いているような感覚があります。カーゾンのピアノ協奏曲はエソテリックの再発とアナログ国内盤を聴き比べです。国内盤の素直な音が、余韻を含んだカーゾンの演奏に合っていると思いました。


キレと柔らかさの同居したアナログも健在でした。左の1枚はイントロではファドか何かのマニアックな盤かと思いましたが、途中で久保田早紀と判りました。大ヒットした「異邦人」のポルトガル録音で、3rdアルバム『サウダーデ』に入っています。八神純子の「ポーラ・スター」、大橋純子&もんたよしのり「夏女ソニア」など懐かしい曲が部屋に満ちました。やはりこの時代の邦楽はいい、という結論となりました。レコード数枚で当時の気分に戻れるのは、アナログの楽しさの一つです。生まれる前の2Hさんには強要になったかも知れませんが・・・。


ピュアオーディオの方は、大半がクラシックの名盤でしたが、時折、マニアックな、おそらくfukuさんのお宅でしか聴けない盤も紹介いただきました。徳島オフではよりマニアックな縛りがあると、のーてんきさんがボヤかれてました(笑)。この日は午前中と夕方がfukuさん宅で、昼食後、2Hさん、のーてんきさんをハシゴする段取りでした。夕方の部は私の持ち込み音源を聴いた後は、前回見れなかった映像の部となりました。のーてんきさんのお宅で既にアルコールが入ったこともあり、終始リラックスモード。「ケルティックウーマン」や「久石譲in武道館」を鑑賞させていただきました。


fukuさん、今回も全体のアレンジをしていただきありがとうございました。音場感たっぷりのfukuさんのサウンドも相変わらずで再訪の甲斐がありました。大田区Yさんやそねさんのお部屋と趣は異なりますが、こちらも男の城であることに間違いありません。昼食や2Hさんやのーてんさきん訪問の様子は次の記事でアップします。

サウンド交流in徳島再び~2Hさん、のーてんきさん編~

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いよいよ7月に入りました。このところ本業が忙しくなかなか記事を上げられていませんが、オーディオ交流やライブなどのイベントはコンスタントに入っています。訪問記を中心に遅れた分をアップして、他はまとめてアップします。この6月から7月にかけては、ちょうどサッカーの欧州選手権をWOWOWで楽しんでいます。元来、早起きですので早朝の観戦は苦になりません。ウェールズやアイスランドの意外な躍進もありますが、明日は何と行ってもドイツ-イタリアの列強対決です。世界王者ドイツも、主要大会ではイタリアに苦渋を飲まされてきた過去があります。事実上の決勝戦を楽しみたいと思います。

サウンド交流in徳島の後半、2Hさんとのーてきさん訪問記です。2Hさん宅にお邪魔する前に徳島ラーメンでお昼にしました。やはりご当地ものを食べたくなってしまいます。前回の記事を振り返ると、スープの濃い、薄いを問われて、濃い方を選んで春陽軒となりました。今回は、逆に薄い方の、一福です。


中華そばに豚バラ肉、ネギ、メンマ、さらには卵といった構成は徳島ラーメンに共通していますが、スープには茶、黄、白とあるようです。肉の旨みとまろやかなスープがマッチしていました。徳島ラーメンが、よく、ご飯のおかずになると言われるのがわかります。老舗の味に満足して、午後の部スタートです。


2Hさん宅を訪問するのは、これで3度目になります。最初は高知でした。前回は徳島に引っ越した直後で、10日も経たぬうちの訪問となり、却ってご迷惑だったかも知れません。半年が経過しシステムを追い込まれた模様で、配置も交差法から平行法に変わっていました。マジコのV3を聴いて毎回感じるのが、独特な温かみと適度な引き締まり感です。今回は、更に平行配置による音の広がりが加わり、とても心地良かったです。お昼の後だっただけに睡魔が心配されましたが、2Hさんの巧みな進行で心配無用でした(汗)。引っ越しの度ののセッティングは想像を超えますが、これで一段落でしょうか。


機器構成は変わっていないようでしたが、セッティング変更に伴い配置が変わっています。ケーブルの色も変わっているような・・・(実際は変わっていないそうです)。オーディオデザインのプリアンプの位置、さらには天板外しと、半年の間にもいろいろと弄った跡が窺えます。同じ位置に留まっていられないのが、オーディオファンということですね。


午前の部が名演、名盤シリーズとなり、2Hさんもお昼時点でプログラムを修正した様子でした。挨拶代わりの鬼太鼓座「富嶽百景」からスタートです。一時期Philewebコミュニティでも話題になったフラメンコなど音志向の盤もかけていただきましたが、全般にはヴォーカル、ジャズ、クラシックとオーソドックスな展開でした。名盤・名演という点ではムーティの「聖歌四篇」を知ったのが収獲でした。ベルリンフィルとスウェーデンの合唱団の組み合わせに定評があるようです。カザルスの無伴奏チェロは80年も前の録音ですが、いにしえの名演に触れらえるのもオーディオの魅力だと思います。


女性ヴォーカルでは、ダイアナ・クラール、パトリシア・バーバー、大貫妙子、宇多田ヒカル等、それぞれの個性がよく出ていたと思います。大貫妙子を2Hさん世代の方が聴くとは、不思議でもあり嬉しいですね。昨年、拙宅に2Hさんがお越しになった際にかけたDeep Purpleの「Burn」、こちらでもかけていただきました。高校時代に散々に聴いたアルバムです。ロックでは名盤の部類でしょう。平行法だとロックは大人のロックになってしまいますが、それはそれとして十分聴けますね。電子音満載の「“A”200」もまさかオフ会聴くことになるとは想像もしませんでした。懐かしい!


2Hさん宅の次は、のてーんきさん訪問です。徳島中心部から吉野川上流方面へ遡り、ご実家に向かいました。のーてんきさんとは昨年10月の飲み会でご一緒の予定だったのですが、急にご都合が付かなくなり、今回が初対面となりました。ご実家の力仕事の手伝いが終わり、すっかり解放モードののーてんきさん。最初の音源から、いきなり缶ビールを持ってこられたので、思わず笑ってしまいました。暑かったですしね。皆さんの話を総合すると、のーてんきさんは根っからのオーディオファンではなかったそうですが、四国の面々と交流するうちに機器のグレードが上がっていったとか。

そんなこんなで、機種は異なりますが、チェロのアンプ+ウィルソンのSPの構成はfukuさんと同様です。SPのモデルはSystem 5です。同じメーカーであっても使い手により音が全く異なることは何度も経験していますが、今回も音の個性の差を実感しました。


最上流はリンデマンのSACD/CDプレイヤーD680です。のーてんきさんは、嘗てはvoyage mpdにもトライされていたのですが、変化要因が多くてディスク再生に落ち着いたそうです。リンデマンのプレイヤーは、九州のはやぶさんさん宅以来でしょうか。


のーてんきさんは女性ヴォーカルを中心に聴かれていて、クラシックはまず聴かれません。すぐに寝てしまうそうです。ケリー・スィート、コリン・メイがお気に入りとのことでした。全般に低音がヴォーカルに勝っている印象を持ちましたが、ビールが回ったのかも知れません。


力感ある低音がマッチしていたのはAVの方でした。再生はOPPOのBDプレイヤーです。007/スペクターの冒頭部を見せていただき、ついつい惹き込まれてしまいました。マルチチャンネルによるサラウンド感も加わり、映画館さながらの音と映像を楽しみました。


のーてんきさんのお宅を出て、再度fukuさん宅で映像を楽しんだのは前回の記事の通りです。帰りの高速バスまでの間は、駅近くの居酒屋「ひら井」で感想戦です。徳島の地鶏や徳島餃子をつまみに、四国の濃いオーディオ交流の様子を聞かせていただきました。県によるカラーの違いもありそうですね。今日集まった皆さん、個性も仕事も年齢も音も違います。それでもオーディオや音楽を介して、非日常を一緒に楽しめることは素晴らしいことだと思いながら、神戸方面へ戻りました。fukuさん、2Hさん、のーてんきさん、長時間にわたるお付き合い、ありがとうございました。石鎚山と併せて濃い四国滞在となりました。

Lotus Rootsさんを訪ねて

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四国遠征の翌週は、日吉にお住いのLotus Rootsさん宅を訪問しました。もう2か月前のイベントですが・・・。Lotus Rootsさんとは、同じウィーンアコースティック仲間で、昨年10月に拙宅にもお越しいただきました。以後、相互交流の話があったのですが、諸事情が重なり2、3度延期になりました。結局、最初の設定から半年遅れでの実現となりました。ご一緒したのはHarubaruさんです。GWのマラソンオフ会で気になっていた出水電器のアイソレーショントランスの自宅試聴を快諾いただきました。ハンドキャリーで1台を持ってきていただいたのですが、結果的には6月半ばに導入済となりました。

慶大があるためか、日吉は街全体が若々しい印象があります。お昼は、その慶大とは反対側の商業地区にある洋食店「プクプク亭」となりました。Harubaruさんと私は迷わずお薦めの特製ハンバーグにしました。途中、バーチ素材のウェルフロートを中年組の高倉健さんが持ってこられました。滞在時間は10分くらいだったでしょうか?近況話の後、東京方面へのオーディオイベントに慌ただしく去って行かれました。日頃のフットワーク溢れる、オーディオ交流が功を奏したのか、健さんは大分スリム化されたようでした。ともあれ、ボードがオフ会に間に合ってよかったです。


川崎市と横浜市の境目にあるお宅までは、荷物も多かったこともありタクシーで移動しました。到着して早速、オーディオ部屋に通していただきました。Lotus Rootsさんは8畳ほどの洋室をオーディオルームに使われています。普段はロードバイク2台が壁に掛けられているのですが(男の城感満載ですね!)は別の部屋へ移動されていました。お部屋の寸法の関係でシステムは短辺配置となっています。私は長辺配置を好む傾向がありますが、お部屋のアスペクト比やSPの奥行を考えるとどうしても短辺配置になりますね。フローリングはむき出しですが、さほどライブ感はありませんでした。


上流の機器です。この日の再生の主役はエソテリックのSACD/CDプレイヤーK-03でした。バーチのウェルフロートボードや新バズケロメソッドの実験が盛り上がり、結局、アナログプレイヤーVICTOR QL-Y5の出番はありませんでした。次の交流では是非、聴かせてください。


アンプ群です。プリアンプはトライゴンの小型アンプSNOW WHITE、パワーアンプはEAR 861です。EARを訪問先で聴くのは初めてかも知れません。球が特殊だったり、球の寿命が短めだったり、使いこなしは大変そうですが、存在感のあるアンプですね。オフ会が伸びた理由の一つがEARのアンプの調子でした。


ウィーンアコースティック使い同志の交流は、昨年秋のデーンちゃんさん訪問以来になります。Lotus Rootsさんのご住所は川崎市ですので、Philewebミーティングin Tokyoでは「川崎のvafan」なんでハンドルネームの話題も出ました(笑)。Beethoven Concert Grandは私のSPの兄貴分に相当します。背と奥行きの違い、何よりウーハー3発に存在感を感じます。Beethoven Concert Grandはその後、SEバージョンが出て、私もショップで試聴しました。上位のクリムトシリーズでの蓄積もつぎ込まれたようで、気になる存在であることは確かです。SPの足元のボードはARTEのSEISIS 65/55です。


電源対策は皆さんやれていますね。私もHarubaru邸でのノイズモニタリングのデモに驚き、意識が高まりました。Lotus Rootsさんは既に中村製作所のアイソレーショントランスを使われていました。Harubaruさんが持ち込んだトランスの出番は不要でしたが、ノイズ感が抑えられた音を聴いての、判断でした。


後半戦は音を磨く、オーディオ実験でした。こちらはHarubaruさんのバーチのウェルフロートボードです。近くで見ると2種類の板が積層されていることが判ります。プレイヤーがぎりぎり上部の天板と干渉するため、急遽アナログプレイヤーを別の場所に退避しての実験となりました。ポン置きでも効果が顕著でした。


話題の新バズケロメソッドの全体観です。前方の黒い受けが防振ゴムで内部にマグネシウムが入っています。Haurubaruさん曰く、これで響きを創るとか。残りの一つはタオックの金属製のスパイク受けで、メカニカル1点アースになっています。1点は固く、残りはソフトにが基本とのことです。文章だとなかなか伝わりにくいですが、実演していただきよく理解できました。それにしても、皆さん、理想の音を求めて弄ってますね。そう言えば、最近はコルクも話題になってます(笑)。


Lotus Rootsさんのお気に入りのCDから主に女性ヴォーカルとクラシックを中心に聴かせていただきました。ここは女性ヴォーカルだけを並べたつもりでしたが、ムターが入ってしまいました(苦笑)。アデルは最新の25です。私は21を持ってますが年齢相応の大人のアデルですね。


シャーリー・ホーンはジャズヴォーカルの大御所ではありませんが、渋いですねぇ。「Yesterday」をかけていただきました。ヴォーカル系は、ほぼ女性ヴォーカルでしたが、ニールヤングのライブが録音の良さもあって会場の雰囲気が出ていました。


Lotus Rootsさんはクラシックも以前から聴かれていました。買った当時は良さが分からなかった盤も、年を重ねて聴けるようになったそうです。ベートーヴェンの弦楽四重奏は依然私には難しいのですが・・・。ベルチャ四重奏団はLotus Rootsさんのお気に入りです。クレーメルのシューベルトの作品集はメロディーが綺麗ですね。これは近々買うつもりです。それぞれの盤には皆さんの思い入れがあります。そのお裾分けをいただけるのが、オフ会の魅力ですね。


SPのメーカー、そして平行配置と、拙宅と共通する点がありますが、印象に残った点を記します。まず心地よかったのはヴォーカルで、さすがに「耳を○○」と表現されるだけのヴォイスを楽しませていただきました。弦よし、ピアノよしでウィーンアコースティックがジャンルを選ばないことを再確認しました。あと、私がウィーンアコースティックのファンであることも・・・(笑)。音には、兄貴分のモデル相応の余裕も感じられました。左右の広がりも、お部屋のコンパクトさの割に出ていると思います。その後、ベルウッドさんの訪問時に、セッティング面の追い込みがあり、上積みがあった模様です。

バーチのウェルフロートボードをK-03の下に敷いた時、3人の顔が緩みました。これはとても分かりやすい変化で、音楽が活き活きします。クラドラスパイアのラックは決して悪くはないはずなのですが、回転系プレイヤーも使いこなしで随分と変わることを実感しました。1曲聴いただけで直ぐに新バズケロメソッドに移行したため、メソッドの効果をじっくり確認することができませんでしたが、その後も素晴らしい音を堪能させていただきました。

オフ会後は感想戦です。初夏の日吉の街に繰り出し、居酒屋「横浜串工房」にて、ビールや黒糖焼酎を片手に談義を楽しみました。開催が延びた分、実のある1日となりましたね。オーディオや音楽の話だけでなく美術の話も出ました。Lotus Rootsさんとの初対面は、昨年のHarubaru邸マラソンオフでした。以後、交流の輪が広がっているようで、私も嬉しく思います。酔った身には、出水電器のアイソレーショントランスのハンドキャリーは少々辛かったですが、まあ、これも音のためです。Lotus Rootsさん、Harubaruさん、濃い1日をどうもありがとうございました。

初夏の室内楽

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出張先の関西は梅雨が明けて本格的な夏の風情でした。シャーシャーシャーとなくクマゼミの声を聞くと、いかにも西日本の夏という感じがします。特に大木の街路樹まわりは音量十分で、果たして何dB出ていただでしょうか。耳への圧が凄かったです。新幹線で横浜に戻ると確かに涼しく、蝉の声にも勢いがありません。関東の梅雨明けも時間の問題でしょうが、できればスパッと明けてもらいたいです。さて、5月から6月にかけては、オフ会以外にもオーディオ交流(単なる飲み会含む)、ライブなどありましたので、少々巻きを入れて紹介します(汗)。まずはライブからです。

石鎚山登山の翌週の5月20日、仕事帰りに杉並公会堂でのエマニュエル・パユのコンサートに行ってきました。タイトルは「エマニュエル・パユ withフレンズ・オブ・ベルリン」で、公会堂リニューアル10周年の企画です。ベルリンフィルのサントリーホールでの公演の番外ではありますが、パユの演奏を直に聴くいい機会となりました。タイトルからも想像できるようにカジュアルなライブでした。大きな公演が終わり、一段落したような余裕が演奏側に感じられれました。馴染みの曲が取り上げられていたこともあり、こちらも最後までリラックスモードでした。


豊かなフルートと軽やかな弦楽器のアンサンブルを楽しみました。曲目はモーツァルトのフルート四重奏1番、2番の他、ロッシーニやドボルザークの四重奏曲、武満徹のヴォイスなど。モーツァルトでは1番の第2楽章、全編ピッチカートの弦楽器と、哀愁ある旋律をなぞるフルートとの対比が印象的でした。ヴォイスでは時折パユの生声も聴けて、この日、目立った女性客も満足だったでしょう。フレンズ・オブ・ベルリンのメンバーは4人各々国籍が違います。紅一点のヴァイオリンのマヤ・ヴラモヴィッチとヴィオラのホアキン・リケルメ・ガルシアの体格差が、何ともユーモラスでした。

杉並公会堂、実は、今回が初めてです。出張先から戻る高速バスからGRFさんにメールしたところ、全くの偶然ですが、やはり来場されることがわかりました。GRFさんとは休憩時間の1杯と、公会堂すぐ横のイタリアンでの感想戦に、お付き合いさせていただきました。土日のライブも結構ですが、金曜日の夜に生演奏聴いて、お酒飲んで週を締めくくるのも、ありですね。


6月25日は家内と地元のフィリアホールでの、チェコ・フィル室内合奏団のコンサートに出かけました。チェコ・フィルの演奏を聴くのは初めて、というか12名の室内合奏を生で聴くのが初めてです。四重奏の場合、個々の楽器の存在が分かりやすいですが、12名になると同じ楽器を合わせる難しさが出てきます。ヴァイオリンは第1、第2併せて7名、チェロやヴィオラも2名ずつです。来場されていたそねさんが翌日のオフ会で、同じ楽器内の音色が揃っていることに感心されていました。私もオヤジ12名の演奏に、初夏の風のような爽やさを感じました。弦楽器に定評のあるフィリアホールの効果も加わったと思います。


こちらも馴染みの曲が続きました。前半は「G線上のアリア」「主よ、人の望みの喜びよ」「クリスマス協奏曲(コレッリ)」と、バロックの有名曲です。後半は一転、レスピーギ、バルトーク、チャイコフスキーといった19~20世紀に活躍した作曲家の、比較的美しい旋律の曲が並びました。一番素晴らしいと感じたのは、「弦楽セレナード」です。バレンボイムのCD(一応名盤?)を持っているのですが、どうも音がゴチャッとしていて積極的に聴いていませんでした。改めて曲の良さを実感、早速カラヤンやオルフェウス室内管弦楽団のCDを購入しました。残念ながらチェコ・フィルの、この曲のCDは出ていないようです。


レスピーギの「リュートのための古い舞曲とアリア 第3集」は、どこかで聴いたことがあるような、憶えやすい旋律でした。おそらくCMで聴いていたのでしょう。バルトークの「ルーマニア民族舞曲」は元来はピアノ曲です。私は震災前のグリモーのコンサートで知りました。五嶋みどりのアルバム『encore!』にも入っています。曲調がめまぐるしく変化するので、弦楽器だとちょっと忙しいかもしれません。

せっかく指揮者が混ぜようとしている音を、オーディオマニアは分離しようとする、としばしば揶揄されますが、私自身は分離は前提で、その上で一体感を求めてしまいます。特に室内楽はその傾向にあります。初夏の二つライブは、あらためて全体と細部のバランスの大事さを、再認識させてくれました。次回は、初夏のサウンド交流編を紹介します。

初夏のオーディオ交流

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梅雨も明けて、横浜方面も連日の猛暑となっています。真空管アンプ派にはつらいところですが、涼しい時間帯に音量控えめで聴くようにしています。さて、5月下旬から7月にかけてのオーディオ交流を振り返ります。この間、拙宅のオーディオ環境にも、少しずつですが変化がありました。
・アンプをラック最上段に移動
・DACの足元にアイソレーショントランスを導入(出水電器製、Harubaruさん仕様)
・プリ管の差し替え(EDさんのご厚意に甘て)
といったところです。アンプをラックから出すと音に力みがなくなり、解放感が出ました。アイソレーショントランスはノイズ感の低減や時間帯による音のばらつき低減に効いているようです。一番、驚いたのがプリ管の変更です。まだエージング中ですが、プリメインアンプながら、何だかプリアンプを交換しているような感覚です。俗に言われる、球ころがしの楽しさの一端を知りました。沼には嵌らないようにしないと・・・。

5月~6月にかけての拙宅オフ会は2件ありました。5月に大田区のYさん、6月にBOさんにお越しいただきました。上記のオーディオ弄りが進行している中での交流でしたが、いかがだったでしょうか?アナログプレーヤーの位置は、左奥のラック上となりました。


5月末のSD05オーナーさんの那須の例会、今回で最後になる、とのことでした。私自身、SD05オーナーではありませんが、ご厚意に甘えて、都合3度参加させていただきました。この日のために別荘を開けていただいた石田さんのご家族の方々に感謝です。一同、輪になって自己紹介する場面がありましたが、あらめて皆様のSD05への想いが伝わってきました。


この日は、T4に組みあわせるサブウーハーのお披露目がありました。Helge Lien Trioの「Take Five」のドラムの音は凄まじかったです。お隣の母屋では、GRFさんによる平行法の実演がありました。セッティングが決まった時と敢えて崩したときの差が、よく分かりました。石田さん所有のタンノイのSPも久しぶりにの音だしにも関わらず、よく鳴っていました。


6月11日はmerryさんのお誘いで、秋葉原のアナログオーディオフェアに行ってきました。ご一緒はHarubaruさん、bionさんでした。一番関心があったのが、フェーズメーションでした。2躯体のフォノアンプEA-1000に、MCカートリッジPP-2000の組み合わせです。いずれも下位機種を有する私には説得力ある差を感じました。デモでかかった森山良子の「中央線あたり」は、是非、アナログレコードで入手したいところです。


この日のもう一つの楽しみが八丁堀でのワインでした。merryさん行きつけのお店tamayaです。以前からお奨めの店として伺っていました、6月の陽の長さを遠目に、4人でオーディオや音楽のこと、フェアの感想戦、など談義を楽しみました。美味しいワインと食事を比較的リーズナブルな値段で味わえるので、次は家内とでも行こうと思っています。


7月2日はチューバホーンさんの整体チェックを受けるために下井草へ。決して姿勢がいいとは言えない私は、日々、歪みが蓄積しているようです。体がすっきりしたところで、2階のオーディオ部屋に通していただきました。やがて近くにお住まいのOさんも合流です。すっかりエージングの進んだOさん製作のDACを通じて、デュプレの珍しいデジタル音源(エルガー/チェロ協奏曲)などを鑑賞しました。


例によって高円寺に繰り出し3人で夕飯としました。向かったのは九州料理の居酒屋「みくに」です。同じ中央線沿線でも阿佐ヶ谷、荻窪、高円寺では街の雰囲気が随分と異なります。飲むなら高円寺でしょうか。安くて美味しいお店が充実しているように思います。名物の鉄板餃子の他、辛子レンコン、明太子など九州ならでは一品に、焼酎を合わせました。


7月の第一週に、岡山のEDさんが出張で東京方面へ来られました。合わせて開催された赤羽飲み会に参加しました。地元のいたちょうさん、ベルウッドさんもご参戦です。ベルウッドさんとは直前のそねさんオフ会で2年ぶりに再会しました。4月の音会でEDさんから購入したプリ管がV40SEに合わないことが判り、一端白紙に戻した後、新しい球を紹介いただきました。冒頭で記した球ころがし、の背景です。秋の音会in岡山では、プリ管の評価結果を報告できることでしょう。EDさんは翌日K&Kさん、Harubaruさんとサウンド交流を楽しまれたようです。出張を上手く利用したオーディオ交流、いいですよね!


ライブにオーディ交流が加わり、いつになく慌ただしい初夏だったと、思います。みなさん、楽しい時間をありがとうございました。

塩尻、夏山

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7月の最終週、大学からの山仲間と鉢伏山、鉢盛山へ登ってきました。向かったのは松本の手前、諏訪湖の先の塩尻です。塩尻を挟んで東側に鉢伏山、西側に鉢盛山が位置します。いずれも日本三百名山に入っています。7月30日に高尾駅で集合後、中央高速を北上しました。諏訪湖のSAで昼食を取り、まず鉢伏山に向かいました。麓の温泉宿に一泊して翌日、木曽方面にある鉢盛山を目指しました。北アルプスの大展望は叶いませんでしたが、夏山らしく、青空と入道雲のコントラストが眩しかったです。この時期、関東近郊の山にはとても登る気がしませんが、信州であれば事情が変わります。

登山と言っても鉢伏山の場合、頂上の直下に駐車上があります。散策気分で登ることができます。


鉢伏山自体は八ヶ岳中信高原国定公園の中に含まれます。


駐車場から数分歩いたところで、遠方に美ヶ原が見えてきました。美ヶ原はアルプスの展望台として知られていますが、まだ私は行ったことがありません。


鉢伏山の平たい頂上です。標高1929mです。


山頂付近で鹿に遭遇しました。こちらに気づくと咄嗟に逃げましたが、シャッターチャンスを与えてくれました。バックに塩尻市街が見えます。


浅間山遠望です。塩尻がちょうど長野県の中心にあるので、鉢伏山からは信州や甲斐の名山を眺めることができます。


いかにも夏山といった風情です。この後、宿に戻ってから夕立となりましたが、それも夏らしいですね。


この日の宿は、日本秘湯を守る会にも入っている「薬師平茜宿」でした。信州の牛肉他、郷土料理をすっきりとした冷酒と共に満喫しました。


夕飯後、部屋に戻る途中、塩尻の夜景が見えてきました。雨が上がった後の夜景は、特に綺麗だと教えていただきました。よく見ると空もまだうっすらと明るいです。


翌日は鉢盛山です。以前からの登山ルートが土砂くずれで使えず、新規ルートが開拓されていました。ただし、登山口付近の駐車場のスペースが狭く、入場が制限されています。事前に役場に連絡し、林道のゲートを開ける鍵を入手する必要がありました。


新ルートは急な登りが続きましたが、その分、稜線に出るのも早く、頂上へもあっさり着いてしまいました。標高2446m、700mアップの道のりでした。


頂上の少し先に、展望の効くスペースがありました。すぐお隣の乗鞍岳のピークが見えます。2年前に噴火のあった御岳は、その裾野だけが見えていました。


方向と山容からして、北アルプスの常念岳と思われます。大学1年当時、初めて登った北アルプスの山です。展望を楽しみながら軽い昼を取り、下山することにしました。


下山中、雲がさらに減り、夏山らしさが出てきました。遠方に見えるのは中央アルプスの木曽駒ヶ岳です。同行の友人は、この夏、中央アルプスや南アルプスも計画しているようです。


こちらは塩尻方面です。素朴な光景ではありますが、これに草いきれと夏風が加わります。日常をリセットするには十分です。


今回訪れた山々は地味な存在ですが、晩秋や残雪期にはまた違った風情を楽しめるに違いありません。下山後、波田方面へ移動し温泉で汗を流して帰途につきました。波田はスイカの産地のようで、道路脇に直売所が点在していました。予想通り、戻りの中央高速は大渋滞となりましたが、信州の夏山を楽しんだ代償として受け入れました。一足先の夏休み気分、となりました。

Oさんを訪ねて

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夏休み前の7日、チューバホーンさん、Yさんと一緒に、ユニコーン使いのOさんを訪問してきました。7月初旬のチューバホーンさん宅でのミニオフ会の後、九州料理の「みくに」で話が弾み、盛夏ではありますが、オフ会実施の運びとなりました。Oさんと言えば、自作の印象が強いですね。時折、オークションやブログで、Oさんが絡んだ自作品を見る機会あります。GRFさんのデコラ復活にも一役買われたこと、ご存知の方も多いと思います。チューバホーンさんも、今年に入りOさん製作のDACを導入されました。Oさんが心血を注いだDAC、真空管アンプ、そしてユニコーンの組み合わせ、私もとても楽しみにしていました。

JR高円寺駅で下車し、事前に教えていただいた住所を頼りにご自宅方面へ歩きました。朝の高円寺も新鮮です(笑)。暑いのは確かでしたが道がフラットなので苦にはなりませんでした。車でお越しのチューバホーンさん、Yさんは既に到着されていました。


ご近所のフレンチレストランで昼食をとりました。お店を開いてまだ日数は経っていないようですが、Oさん、時々利用されているそうです。シェフみずからフロアのサービスもされてますが、丁寧な態度にこちらも気分よくなります。私はスズキをいただきました。


昼食後、早速お宅にお邪魔し玄関横のオーディオ部屋へ通していただきました。お部屋は8畳ほどの洋室ですが、背面側に箪笥や自作用の部品棚があるので実質は6畳くらいの空間でしょうか?長辺配置という点では、GRFさんやユニコーさんとも同様です。


上流から紹介します。DACへの信号供給はCDトランスポート/PCオーディオ2系統ありますが、揺るぎない最上位はCEC のベルトドライブ式のTL3Nです。PC再生や他のトランスポートが超えられない壁、安定感があるとのことです。投入された物量の差なかもしれません。


こちらはLinux系のPCでLight MPDによる再生です。音源はネットワーク上のNASですので、拙宅の構成に近いです。拙宅ではCubox(PC)をそのまま使ってますが、筐体に収めてネットワークプレイヤーのように仕立てられています。


続いてDACです。1台目はES9018 DACチップを使ったこちらです。配線が立体的で濃密ですね。折り詰めされたお寿司を連想します。左奥がよく話題に出てくるファインメットトランスです。チューバホーンさんが導入されたDACもES9018使いですが、上背は低かったので、電源部の違いかと思います。


一方、こちらのDACはフィリップスのDACチップTDA1541Aを使っています。フィリップスの音とチューバホーンさんも、Oさんもよく言われます。この辺りの経験値が乏しいので、歯がゆさもあります。音の陰影が表現され、こちらも捨てがたい、そうです。


嘗ては真空管アンプを自作されていたOさんにとって、是枝さんは憧れの存在だったようです。岡山を訪れて音に感動され、10年越しで導入されました。その10年の前にも更に長い蓄積があったはずです。一朝一夕では鳴らないのがオーディオの奥深さだと思います。


訪問先でユニコーンを聴くのは3軒目となります。GRFさん、ユニコーンさん、そしてOさんです。椀方さんのお宅を訪問した際には、まだトラバドール仮置きの状況でした。勿論、3者3様の音でしたが、敢えて分ければ、GRFさんとOさんの音が近かったでしょうか。


クラシックを中心にOさんのコレクションからピックアップいただきました。音楽も勿論楽しませていただきましたが、皆さん、微妙な音の違いに関心あるようで、同じ音源を繰り返し聞く場面が多かったですね。話題?のピリスのピアノソナタ(モーツァルト/幻想曲)では、ドイツの初期盤の鮮度感の良さが、よく分かりました。後発だと音が丸くなるとチューバホーンさんのご感想でした。Yさんが持ち込まれたロストロポーヴィッチのアルペジョーネソナタ(シューベルト)は、リマスタリングによる音の違いにびっくり。後発のリマスタリングで却って音が冴えなくなる例でした。

音の広がり方はGRFさんの和室で聴かせていただいた印象に近かったです。SPまでの距離が短くても、リスニングポジションを選ばないのは、360度無指向性のなせる音場表現でしょうか。サウンド全体にとてもS/N感の良さを感じます。ご自身だけでなく他の方のDACを作られる過程で、デジタル再生の背景ノイズを如何に減らすかに苦心されたことが、音につながっているのだと思いました。鮮度もそうですが、何か透明感のようなものを終始、感じていました。デジタルファイル再生は、途中、まだ追い込む余地をお持ちのようでした。その辺の進展は興味津々です。今後も情報交換をお願いします。


オフが終わって、お車のYさんが帰られた後、残り3人で高円寺にて暑気払いです。初めて入る焼き鳥の「大将」にて談義を続けました。赤羽もそうですが、オジさんしかいなさそうなお店でも、結構若い男女が普通に飲んでいますね。少しいいペースで飲んだのか、酔いが自宅近くまでも残っていました。今年はさそり座の周りがにぎやかです。アンタレスの近くにある明るい星は、火星と土星です。5月の杉並公会堂の後にも同じような光景を東の空に見ました。Oさんをはじめ、チューバんホーンさん、Yさん、真夏のオフ会を、ありがとうございました。秋風が吹く頃(残暑の頃?)の再開を楽しみにしています。

ウィーンアコースティックの会in横浜

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8月27日、福井からデーンちゃんさんを招き、Lotus Rootsさんと3人でウィーンアコースティックの会を行いました。B&WやJBLの様なメジャーなSPではないので、会といってもメンバー集めには苦労します(苦笑)。昨年の秋、越前大野のデーンちゃんさんを訪ねてから早11か月。年々、月日が経過するスピードが上がっています。Lotus Rootsさんを訪問したのは、ついこの間の5月でした。同じSPユーザー同士のオフ会は、好みのベースが似ているので、お互いのシステムの違いに敏感になります。なかなか面白い企画でした。まずは拙宅、続いて日吉へ移動してLotus Roots邸、そして感想戦という流れでした。

午前中、部屋の掃除をしていると、Lotus Rootsさんから電話が入りました。諸事情でデーンちゃんさんの横浜入りが遅くなるとの一報でした。飛行機から新幹線へ、移動手段を切り替えられたようです。それでも北陸新幹線の恩恵で、何とか、会の方は催行となりました。


デーンちゃんさんのギター好きを憶えていたので、アール・クルーなどフュージョン系をプログラムに入れました。オーディオファン必携?のしばじゅん、私も1枚だけ持ってます。やはりアコースティックギターが美しい「22才の別れ」を選びました。ジュディ・オングは最近中古レコードを2枚仕入れました。


デーンちゃんさんがお越しになるまでは、Lotus Rootsさん向けに、棚から一掴み的に聴いていただきました。Lotus Rootsさんの好きな女性ヴォーカルとクラシック中心です。デーンちゃんさんを迎えに行く間も留守番をお願いして、ベートーヴェンのピアノ協奏曲3番(ミケランジェリ)を聴いていただきました。


暑さが控えめだったこともあり、今年はいつもの夏よりオーディオを聴いたように思います。EDさんからお借りしているシーメンスのプリ管の音が、すっかり気にいったことも勿論理由の一つです。ウェルフロート導入、SPの足回りの整備、アンプの移動、アイソレーショントランス導入といった下積みの上に、プリ管による音の変化が上手く嵌った印象です。全般に音はすっきりして見通し感がよくなりました。低域の解像度も改善しました。同じメーカーのSP使いの仲間という安心感と共に、音への不満が減ったため、幾分気楽なホスト役でした。昨年10月にお越しいただいたLotus Rootsさんも音の変化を感じられていたようです。

さて貴重なウィンアコの会です。福井から横浜へ来られる機会は限られます。拙宅の会を切り上げ、1時間ほどかけて日吉のLotus Roots邸へ移動しました。Lotus Rootsさんも、この3か月で、あちこちら手を加えている様子でした。バーチ素材のウェルフロートボードや、ラダーケーブルを導入されました。同じ場所に留まっていられないのは、皆さん同じですね。一聴、音が前回より澄んだ印象を持ちました。両者の効果でしょうか。お部屋の大きさや形状とSPの大きさの関係でご苦労があるようですが、また一段登られました。デーンちゃんさんからは交差法の提案もあり、なるほどと思いました。


兄貴分SPの余裕のようなものを再度、実感しました。前回は昼間の訪問でしたが、夜間ですと照明も入り違った雰囲気になります。仕事疲れの中で聴くヴォーカルもまた格別のことでしょう。女性ヴォーカルには勿論癒されましたが、特にスティングの「エンジェルアイズ」に惹き込まれました。


暖まったアンプの音をもう少し聴いていたい気もしましたが、時間が時間です。最後は日吉駅前に移動し感想戦です。お宅の玄関を出たときの涼しさに、夏の終わりを感じました。いつもオフ会で使われている串焼きやさんが満席で、同じく駅前の居酒屋に流れました。乾杯のビールの後は、デーンちゃんさんに選んでいただいた日本酒「五凛」を飲みながら談義を続けました。実は、Lotus Rootsさんは福井にもゆかりがあります。この夏、ウィンアコの会in福井を企画されたようですが日程調整がつかなかったそうです。場所を変えての開催となりましたが、漸く実現となりました。


3人中2人が福井と関係あるという、稀有な感じも、ウィーンアコースティックらしくていいではありませんか(笑)。あらためて昨年訪問した越前大野が懐かしく感じられました。皆さん、楽しい会をありがとうございました。お互いもう少し年齢を重ねたところで、またできるといいですね。

PVジャズ喫茶、キタサン訪問

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9月に入っての最初の週末、ニッキーさんのお誘いを受けて、キタサンさん宅を訪問しました。キタサンさんを訪ねるのは、ちょうど3年ぶりになります。前回も9月でしたから、和らいだ暑さの中の訪問に懐かしさも加わっていました。午後2時のゆっくりのスタートだったこともあり、午前中所要を済ませて待ち合わせの赤羽に向かいました。交通の便の良い赤羽は、拙宅からも意外に早く着けてしまいます。計算通り埼京線を使ってジャストの時間に改札を出ると、キタサンさん、ニッキーさんが、にこやかにお出迎えです。間をおいての再会も嬉しいものですね。

前回訪問から、キタサンさんのシステム、というか音楽を聴くスタイルが大きく変わったことは伺っていました。前に訪問した際にはほぼ、アナログは休止状態でしたが、現在はアナログ主体となっています。この間、CDの音源を手放したり、オリジナル盤を集めたり、モノラル再生に取り組んだりと、大きく舵を切られました。舵を切ったと言えばオーディオ機器も然りです。以前のSPはモニターオーディオのPL100でした。現在は、ソナスファベールの90年代の銘機、MINIMAを使われています。アンプもクォードのビンテージ品ですから、随分と様変わりしました。


本日のある意味主役、MINIMAです。90年代初頭、オーディオ誌を通じて存在を知りました。兄貴分のElecta Amator含めて、SP界の新風のような扱いでした。当時の私には、システム総額が30万が精いっぱいでしたから、高嶺の花でした。


クォードのプリアンプQUAD44(上段)です。ラックスマンのプリアンプC-06α(中段)は、この日はお休み?最下段はやはりラックスマンのフォノイコライザーE-06です。これらは専らアナログ用で、CD系統は最初の写真にあるデノンのCDプレイヤー&真空管プリメインアップで完結です。


ステレオパワーアンプQUAD405です。確かチューバホーンさんも使われていました。私がビンテージ路線に行くことは、おそらく無いと思われますが、いわゆる現代ハイエンドの音を求めているわけではありません。こうして訪問先で多様なビンテージの音を聴かせていただく、のが丁度いいかも知れません。


アナログプレイヤーもLINNのLP12からトーレンスTD124へ変わっていました。ブログを拝見すると、TD124の持つトルク感が音楽に活力を与えてるとか。カートリッジはオーディオテクニカAT33EVです。TD124はステレオ再生用で、モノラル再生にはケンウッドの入門機を使われています。


こちらは番外編のご自作?SPです。私はよく分からないのですが、60年代のRCAユニットを使ったフルレンジ+ツイーター構成のSPです。いわゆるジャズ喫茶の音がする、とのことでした。MINIMAの後でしたので分が悪かったですね。慣れると聞けました(笑)。


キタサンと言えば、PVジャズ喫茶「キタサン」でしょう。この日はグァテマラを淹れていただきました。極上のコーヒーとロールケーキ、そしてMINIMAから繰り出される温かいジャズの組み合わせ。ニッキーさんと仲良く並んで満喫させていただきました。ごちそうさま。


前半はCDから入り、後半アナログの流れでした。かかった曲は、ほとんどがジャズでした。アナログではやはりオリジナル盤が気になりました。一つ一つにキタサンさんの解説が入ります。ポップス系は八神純子とカーペンターズくらいでした。


この3年の音の変化は、想像通りだったとも言えます。前回の日記を読み返すと、とても整った音とあります。控えめながら細かいところ手が届くような音、だったと記憶しています。PL-100の個性だと思いますが、SPがMINIMAに代わり、さらにアンプがクォードのビンテージ品となり、温かみのあるサウンドになりました。ジャズ向きかどうか・・・これは一概には言えませんが、浸っていたくなる音でした。機器が定まったのは今年に入ってからですから、紆余曲折を経て落ち着き先を見つけたということでしょう。暫くオフ会を控えられてましたが、それが良かったのかも知れませんね。

前回はジャズ喫茶「キタサン」から居酒屋「キタサン」へシフトしましたが、この日は夜の赤羽へ繰り出しました。ベルウッドさん、いたちょうさんが始めているとの事前情報がありました。さすがに土曜の赤羽、いい混雑ぶりでした。当初予定していた「八起」が入れず「紅とん」へ変更です。1時間ほどしてから、ご家族で関東方面へ遠征していたniraさんも合流です。ニッキーさんの弄られぶりは相変わらずでした。楽しい時間はあっという間に過ぎます。この翌日は、やはりジャズ好きのヒデさんを訪ねるツアーでした。赤羽の深酒は危険!ですので、一足に先にお暇させていただきました。


キタサンさん、ニッキーさん、そして赤羽で合流した皆さん、ありがとうございました。

ヒデさんを訪ねて白河へ

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しばらく出張や遠方でのオーディオ交流が続き、更新が遅れていました。横浜は一気に涼しくなり、慌ててタオルケットから掛布団に切り替えました。すっきりしない天気が続いてますが、秋晴れの高い雲が待ち遠しいです。前回の記事、PVジャズ喫茶キタサン訪問の翌日、白河のヒデさんを訪問してきました。taoさん、チューバホーンさん、seiboさん、Oさん、私の総勢5名での白河行きとなりました。井荻駅でseiboさんと私をピックアップいただき、チューバホーンのお車で東北道で北上です。前回は腰痛で急遽キャンセルとなったチューバホーンさんも、今回は万全でした。

ヒデさんと言えば、1に自転車、2にオーディオ、3にジャズ、4に女性ヴォーカル、次はとら食堂、ではないでしょうか?サウンドと共にこちらでの一杯を楽しみにしているオーディオ訪問者は多いと思います。この日も県外から白河入りした車で駐車場は満杯でした。


私は焼豚ワンタンメンをいただきました。澄んだスープは見た目も味もよし!ひたすら食べることに専念しました。ヒデさんは具が別の皿で提供される、特別仕様でした。こちらで修行した人が町田でお店を開いているようです。至近距離ですので行ってみようと思います。


ヒデさんのシステム、ざっと見た感じでは機器は変わっていないようでした。能率の良いホーンスピーカー(アバンギャルド)を、4台のパワーアンプ(レビンソン)で駆動します。5人適当に席を変えながら、切れのいい直接音を浴びることとなりました。


アヴァンギャルドDUO健在でした。この2年の間にチューニングも入ったようです。本国ではわかりませんが、日本だと、どうもジャズオーディオ、それも濃い方々のイメージが重なります。音を前に飛ばすなら、やっぱりホーンの一択なのでしょうか。


アヴァンギャルドの背後で上向きに置かれているのは、何とスーパーツィーターです。BOSSという中国製品です。数も位置も向きも、常識に捉われない奔放さは、ヒデさんらしいですね。オンオフのブラインドテストなどは勿論いたしません。


充実の上流機器です。プレイバックデザイン、トーレンスに、オクターブのプリです。こちらのトーレンス、実は、今回ご一緒のOさんが以前所有されていたプレイヤーそのものだそうです。Oさんは、嫁ぎ先の娘の働きぶりを見る想いだったのではないでしょうか。


ほぼジャズ、一部、女性ヴォーカルをかけていただきました。2年前より、一段と切れも、厚みも出ましたね。全般にCD再生でその傾向を感じました。個人的な嗜好で言えば、アナログの柔らかさが乗る分、レコードがフィットしました。トミー・フラナガンの「Communication : Live At Fat Tuesday's New York」のアナログ盤はずっと浸りたくなる1枚でした。しかし、圧巻は最後に聴かせていただいた、ロイ・ヘインズ トリオでしょう。私は脇の和室にいましたが、それでも異次元の音がビシバシと飛んで?きました。ヒデさんが求めている音、それを実現されている様子を再確認し、散会となりました。


ヒデさん、2年ぶりの力溢れるサウンドありがとうございました。取りまとめていただいたチューバホーンさんを始め、ご同行の皆さん、ありがとうございました。前日のキタサンさん、この日のヒデさん、ある意味180度違うサウンドかも知れません。それでも、ジャズをこよなく愛されていることに変わりありません。オーディオは音楽を聴く手段であること、そして手段は問われないこと、がよく分かりました。多少、体には応える週末でしたが、ジャズづいた非日常を楽しませていただきました。

※amazonでロイ・ヘインズ トリオをチェックしたら、お勧め商品にパッハベルのカノン(オルフェウス)、マーラー(クレンペラー)が出てきました。うーん、オーディオファン繋がってますねぇ!

球ころがし

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この夏のオーディオトピック、球ころがしの近況です。球ころがし、という言葉はタモリ倶楽部で初めて知りました。真空管アンプにて、球を変えては音の違いを楽しむこと、を指すようです。OCTAVE V40SEを使い始めて早くも6年半になります。購入時にデフォルトでついていたEL34を交換したのが、約2年半前で、実は交換したのはその1回のみです。ケーブルのとっかえひっかえに抵抗感があるように、球をころがすことに躊躇いがあったのかもしれません。風向きが変わったのは岡山のEDさんとの交流です。4月にお借りした球がV40SEに合わず、改めて7月の赤羽飲み会で推薦の球を貸していただきました。


パワー管も変わるが、プリ管はもっと変わる・・・と言いますね。フューレンのページでV40SEの仕様を見ると、ドライバー管は ECC83 / 位相シフタECC88(6922)と記載されています。この時点でちんぷんかんぷんな状況でしたが、EDさんのご丁寧な解説もあって、互換性を考慮すべきことを理解しました。お薦めの球がECC88系でしたので、まずはそちらのみ交換することにしました。左がAmperex製6DJ8、右がSeimens製E88CCです。笛吹童子だとか金足とかいう用語もあり、マニアックな世界を感じさせます。6DJ8とECC88の関係、ECC83とECC88の関係などの疑問は残しつつ、ころがしてみました。


交換した方は二つあるドライバ管のうち、左側の方です。抜きにくいとかいう話もありましたが、実際にやってみるとすんなり交換できました。V40SEに元々付属していた球は6H23という低グレードの球でした。禁断の球ころがしの世界に踏み入ったというわけです。


さて音の方はどうだったでしょうか?結論から言いますと、交換して世界が広がりました。音はかなり変わります。私が気に入ったのはSeimensの方でした。とてもすっきりした音で、サウンドステージも広がります。一方で適度な湿りや潤いもあり、これはV40SEやAIT DACの個性にも合致するように思いました。低音の解像度が改善し、音楽の表情が変わりました。Amperexはヴォーカルの表現に魅力がありますが、音が少し粗く感じられました。総合判断でSeimensを購入しました。残りの球は先週の音会in岡山でEDさんに返却しています。バックアップなどはこれから考えねばなりません。

プリメインアンプからセパレートアンプに移行するのがオーディオの階段かもしれませんが、球一つでも随分と変わることが判りました。まだまだV40SEとの付き合いは続くでしょうから、仮想プリアンプ交換の楽しみを得ました。他にも弄ってますので、一概には言えませんが、球ころがしは大きな影響だったように思います。かと言ってここから球を本当にころがすのは、危険な気もします。Seimensのエージング兼ねて多ジャンルの音源を聴くつもりです。例年、真空管アンプ派にとって夏はつらい時期ですが、関東方面が比較的暑くなかったことに加え、一連の球遊びでオフシーズン感がありませんでした。

九州~中国オフ、himaさん宅訪問編

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9月17日からの3連休を利用して、九州・中国方面のオーディオファンを訪問してきました。九州オフは、約1年半ぶりです。週半ばの予報では台風直撃が心配されましたが、動きが遅く無事3日間の予定を終えました。関西での仕事を終えて九州入りしたのは16日の深夜でした。節約のためJTBが扱っている、こだま限定の往復切符を使ったことも一因ではありますが・・・。滞在した黒崎は個人的にもゆかりがある土地なので懐かしかったです。himaさんの車を待つ間、ホテル近くの交差点から見た帆柱山です。決して高い山ではありませんが、何よりこの山を見ると、九州に来たことを実感します。


himaさんとは今年に入ってからphilewebでメッセージのやりとりがありました。話題のJPLAYなどPCオーディオがきっかけですが、オーディオから離れた九州の話題もありました。3連休中の訪問を打診したところ快く受けていただきました。事前に福岡県内のメンバーにお声かけいただいたようです。朝9:00~夕方までの長丁場に加えて、参加者8名という大オフ会となりました。集まった方々はhimaさん、もりりんさん、せんべいさん、てつ@福岡さん、Gaudiさん、Jedaさん、さらに自作のオーディオ製品を販売しているSamizu AcousticsのTさんです。せんべいさん、てつ@福岡さんは再会となりました。

himaさんはリビングルームにシステムを組まれています。SP間の距離はコンパクトですが、いわゆる長辺配置となっています。スペクトラルのアンプに、ディナウディオ、MITのケーブル・・・とくれば、にらさんのシステムを思い出します。


今回の目玉は、Windows上で動く再生ソフトJPLAYです。この春以降、philewebでもかなり盛り上がりを見せていました。私は同じPCでも小型軽量のLinux上で動くmpdを使っています。5年ほど前にmpdを広めた方々が、こぞってJPLAYを評価していることも気になっていました。JPLAYは魔法の薬ではありません。PCやOSによっても音が変わります。この辺りは何らLinuxの世界と変わりません。Windows Server 2012 R2というサーバー向けOSが推奨されています。PC2台使いが望ましいとか。himaさんも検討を重ねたようですが、訪問時は吉田苑のオーディオ用PC1台使いでした。


DACはPCで音楽のブログ主、asoyajiさんの自作DACです。asoyajiさんも先のmpdフロンティアのお一人で、私も何度もブログの記事に助けられました。ファインメットトランス、XMOS(DDC部)と氏の拘りが詰まったDACです。よかれと思えばすぐに行動に移す、himaさんのバイタリティ、探求心に脱帽です。


Samizu Acousticsの名前は以前から知っていました。この日は、拠点の新潟から車で運んだ機器類の試聴も兼ねました。黒い筐体はあまり馴染みのない、ファインメットライントランスです。DACとプリの間に入れて使います。接点が増えるのが気になりますが、Tさん曰く音を整える機能があるとか。一種の高級ケーブルでしょうか。下段はスペクトラルのプリアンプDMC-30SS series2です。この春、パワーアンプと共に導入されました。その後、MITのケーブル導入、JPLAYへの移行と続くわけですから、himaさんのオーディオ熱が伝わってきますね。急展開過ぎるかなぁと、も思いましたが。


ディナウディオのブックシェルフ、Contour S 1.4 LE です。端正な佇まい同様、精緻な音が出ていました。SP間距離は短いですが、平行配置でかつリビングの横長配置です。想像より音場が広がっていたのが印象に残りました。


同じ楽曲を、デジタルとアナログで比較する面白い進行でした。レコードはもりりんさんが沢山所有するオリジナル盤です。それをJPLAYと聴き比べるという企画でした。プレイヤーは旧トリオのKP-7700、カートリッジはDS Aidioの光カートリッジDS001です。


ご同席のもりりんさんは、実は同級生であることが判明。これまでロックをこよなく聴かれてきたそうです。話が合います。拙ブログの過去記事を読んでいただき、盤を持ち込んでいただきました。これ皆、オリジナルです!次回は、Judus Priestの「Hell Bent for Leather」お願いしますね。


さて初めて聴いたJPLAYの印象です。全般に厚み、躍動感があり、特にロックやジャズとの相性がいい印象です。稠密な音ですね。透明度もあり、これは癖になるかもと思いました。クラシックにはちょっと熱すぎるかも知れません。スペクトラルの個性も入っていると思いますが、JPLAYの傾向を掴むことができました。フォーマット違いのデジタル音源の差が判りやすかったです。それだけ素をさらけだす再生ソフトと言えるでしょう。一度に送る情報の細かさで音が変わると、Jedaさんが言われていました。JPLAYに限らずPCオーディオ全般に、音をよくするヒントのような気もしました。、

わずか半年の間に、随分と追い込まれたhimaさんもお見事です。熱しやすく冷めやすい?とhimaさん自己分析されていましたが、情熱はキープでいてくださいね。午後はTさん自作の真空管間管アンプ+SPに切り替えました。こちらは何か温かい音になりましが、アナログ、デジタル共に音楽に浸れるような印象。オーディオは一筋縄では行かないとも思いました。Samizu Acousticsとは画面を通じてのみの接点でしたが、実際にオーナーの音を聴いたわけですから、これもご縁です。himaさん、一期一会の場を作っていただきありがとうございました。

夕方に散会した後、小倉にあるhimaさん行きつけの和食のお店で感想戦です。九州はやっぱり魚が美味しいですね。特に白身の魚は九州の楽しみの一つです。珍しい鯨の刺身、一足早い松茸の土瓶蒸し、野菜の天ぷらと共にいただだきました。


himaさんが車だったこともあり、お酒は控えめに。九州と言えば焼酎です。芋をロックでいただきました。


もう一軒、himaさんのお知合いの方が経営?しているジャズ喫茶へ。コーヒー/チーズケーキで酔い覚ましです。手持ちのCDからロストロポーヴィッチのアルペジオーネソナタ(シューベルト)をかけていただきました。浸透力と温かみ同居した音です。お酒を割り引いてもいい音でした。旅先で聴くオーディオは格別です。


himaさん、朝から夜まで濃い1日となりました。噂のJPLAYの音だけでなく、もりりんさんのアナログ盤、Tさんの長いオーディオのご経験と、まさに濃い1日となりました。himaさんも、奥様もご負担だったと思います。重ねて感謝する次第です。更なる音の進展を期待しています。拙宅の音の方向性は異なりますが、お仕事で横浜にお越しの際は、ご一報下さい。

九州~中国オフ、せんべいさん宅訪問

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himaさん訪問の翌18日は、八女にお住いのせんべいさん宅訪問でした。黒崎のホテルで再度himaさんに迎えに来ていただき、九州自動車道で久留米・八女方面を目指しました。台風が接近している影響で時折激しい雨が降る中、himaさん、運転お疲れ様でした。先に到着されていたSamizu AcousticsのTさんご夫妻と合流です。せんべい邸は前回の九州オフから1年半ぶりの再訪となります。前回は広大なお部屋を活かした音場表現が印象に残っていましたが、オーディオスペースは約半分に縮小し、かつPCオーディオ(JPLAY)へ移行、かつアンプも入れ替えと、大きな変更がありました。

せんべいさんと言えばJOGOスピーカーですね。左右のSPユニットが一体化されたスピーカーを、センターに配置します。ルーツは長岡さんのMXスピーカーであり、逆オルソン式とは異なると、前回訪問後教えていただきました。ユニットが受け持つ帯域に依ってリスナー側に向ける、向けないを変えています。今回は、高域のユニットがSP本体の足元に置かれるタイプでした。写真奥の壁は、実は衝立で、その奥には、オーディオスペース同様の空間があります。オーディオをやる上で部屋の広さは魅力ですが、広さ故の難しさもあるということでしょうか。


PCオーディオへの移行も大きな変化と言えます。吉田苑のオーディオ向けPCを導入されていました(写真がピント外れで恐縮です)。再生はJPLAYですが、設定に当たってはhimaさんのアシストがあったようです。せんべさいんも安心して任せている様子でした。


himaさん同様に、asyoyajiさん製作のDACを使われています。実は最奥の筐体もasoyajiさん製作のプリアンプです。ラック最上段はTさんが持ち込んだファインメットライントランスです。1年前はアキュフェーズのSCAD/CDプレイヤーDP-550、プリアンプC-2420の組み合わせでしたから、随分と様変わりしました。


プリメインアンプは吉田苑で扱っているNmodeの1bitアンプ、X-PM100です。シャープの技術者が退職された後、設立した会社です。HPを見ると拠点が福岡県糟屋郡とありますから、これは地オーディオですね。デジタルアンプですが、入力はアナログです。


ジャンルを超えていくつかの音源を聴かせていただきました。最初、音場があまり広がらず、センター方向に凝縮している印象を持ちました。1年半前に訪問した際の、広大な音場が印象に残っていたので、少し不思議な感じで聴いていました。続いてasoyajiさんのプリアンプを組み込み、さらにDACの足元を見直したところ、音場が広がり、個々の音の分離もよくなりました。プリアンプの通電が進むと、音の活力が増しました。2日間の九州滞在での感想ですが、JPLAYは何かを弄った際の変化が判りやすいように思います。カンターテ・ドミノに皆さん満足したところで、お昼としました。

向かったの八女市役所前にある、うどん店「つるや」です。うどんの発祥地には諸説あるようですが、福岡もその一つだそうです。九州はラーメン先行のイメージがありますが、確かに鹿児島本線の駅で食べるかしわうどん、私も昔から好きでした。


私が注文したのは、質量十分の野菜の天ぷらが載った冷たいうどんです。具が盛りだくさんで、うどんが見えませんね。うどんは細麺で、いわゆるコシで勝負する感じではなく、優しい食感でした。値段もリーズナブル。東京や横浜との差を感じますね。


八女といったら、何と言ってもお茶です。せんべいさんに相談したところ、散歩がてらにお茶屋さんを案内していただきました。お店で出していただいた熱いお茶、冷たいお茶の円やかな甘さに驚きました。お茶にも勿論ランクがありますが、お土産用のお勧めの商品を調達しました。


お茶屋さんの中に見憶えあるSPがありました。JOGOスピーカーです。地元の皆さんにも愛用されているわけです。このスペースはお茶を選別?する作業場にもなっていました。伝統ある建屋の味わいとオーディオのマッチングも素晴らしかったです。


せんべい邸を後にして、himaさんと二人で博多の吉田苑に寄り、黒崎へ戻ることとしました。吉田苑ではディナウディオの極めて背の高いSPを聴いて、himaさんも刺激を受けていた様子でした。中身の濃かった九州オフ会、2日間とも仕切っていただいたhimaさんに改めてお礼を申し上げます。噂のJPLAYのサウンド、更に九州メンバーのホットな交流ぶりに触れて充実の滞在となりました。さて、翌19日は秋の音会in岡山が待っています。夕方は少し余裕ができましたので、駅前の井筒屋(デパート)の本屋さんで旅の友を物色しました。結局買ったのは「福岡県の山」。再訪の口実を得ました(笑)。

九州~中国オフ、秋の音会in岡山(EDさん宅編)

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九州~中国オフ、最終日の19日は秋の音会in岡山でした。台風接近を感じつつも、早朝の新幹線で岡山入りしました。この日はちょうど関西方面のオーディオ行脚を終えられたベルウッドさんも西下し、岡山組のEDさん、スイートサウンドさん、helicatさん、総勢5名のオフ会となりました。メバル釣りを趣味とされているEDさんの収穫に肖る企画でもあったのですが、台風の煽りでメバルの会自体は流れました。それでも朝から晩までの音会~感想戦と充実の1日を過ごさせていただきました。今年の4月以来、半年ぶりの岡山入りです。音会の方も、すっかり常連入りしてしまいました。

移動の新幹線の中で朝食にしました。選んだのは勿論、東筑軒の「かしわめし」です。実はhimaさん宅でのオフ会のお昼も東筑軒のお弁当でした。先日の記事で帆柱山のことを書きましたが、こちらの鳥のそぼろご飯を口にすると、やはり九州に来たことを実感します。


関西から先は全くの自腹旅でしたので、節約のため、こだまを使いました。JTBが扱っているトク得!こだまだと格安で関西圏~小倉を往復できます。時間はやたらかかりますが、2列+2列で席の広さは利点です。読書やブログ徘徊など自由に時間を使うのも、ある意味贅沢です。


新倉敷駅でEDさん、ベルウッドさんと待ち合わせして、EDさんのお車でご自宅に向かいました。先に到着されていたスイートサウンドさんと合流し、音会in岡山スタートです。春からシステムの大きな変化はありませんが、SPの足元、ラックの見直しの結果、音はいい方向に変化した様子です。


EDさんは真空管アンプを自作されてますが、こちらの木製ラックも自作品です。構想して、それをご自身の腕で実現できるのは自作派ならではの愉しみでしょうね。音に効くのであれば尚更です。前回訪問時に比べると随分とガッシリとしました。SP以外の機器が全て新ラックに収まっています。


変化点のもう1つはSPの足元です。以前はATC純正のスパイクをオーディオボードで受けていましたが、現在は木材(材種は栗)による4点支持です。木材以外も試されたようですが、音楽が元来持つ元気さを失わない方向で試行されました。SPの足元大事ですね。


EDさんと言えば真空管アンプです。例の球ころがしでもお世話になりました。OCTAVEユーザとしても気になる、KT-150を使ったパワーアンプです。球の導入は今年に入ってからです。漸くエージングも済んで、本領発揮ですね。春の段階では試運転感覚だったのかも知れません。


一方、こちらはレトロな雰囲気のVT-62を使ったパワーアンプです。滞在の最後に切り替えていただきました。手強いATC SCM150SLPTを制動するとなると、ちょっと厳しかった印象ですが、音源次第でしょうか。薬師丸ひろ子は適度な温かみも出てフィットしていました。


EDさんのサウンドは、半年間で随分と解像度が上がった印象です。音の分離が良くなり、かつ低音の弾力感も増してEDさんの目指される方向=ATCでクラシックを鳴らす、に進んでいるように思いました。ホリーコールのベースは4月より厚みが出ました。確認のため、ハッスルのテーマ(デンオン、45回転盤)をリクエストさせていただきました。あのタイト感は健在で、ATCとの相性の良さが全面に出ていました。前回は、オフ会直前で弄り過ぎたとのコメントがありましたが、今回は手ごたえを感じられている様子でした。同じシステムでも時間が経てば、当然のように音が変わることを再訪で実感しました。

途中、べルウッドさん指摘の、左右の入れ違いはありましたが、これはDACの配線の問題だったうようです。第2部はスイートサウンドさん宅訪問です。ED邸訪問を午後2時半頃に切り上げ、いかにも雨が降りそうな空の下、スイートサウンドさんの車で移動しました。

九州~中国オフ、秋の音会in岡山(スイートサウンドさん宅編)

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秋の音会in岡山、続編、スイートサウンドさん宅編です。スイートサウンドさんのお宅を訪問するのは、これで4度目になります。こちらもすっかり常連になってしまいました。数曲ほど聴き始めたところでhelicatさんも合流です。EDさん含めて岡山の3メンバーは年齢もお互いに近い上に、皆さん自作派でもあります。普段から密に情報交換されているようですね。同じ自作派でも拘りのポイントが3者違います。EDさんは真空管アンプ、スイートサウンドさんはSP、helicatさんはDAC。面白いものです。オフ会はそもそもがアットホームな場のわけですが、岡山の皆さんに会うと、余計にそう感じます。

4月訪問時とシステムは変わっていないように思いましたが、写真を見るとパイオニアのネットワークプレイヤーN-30がありませんね。どうやら2Fへ移動した模様です。N-30の代わりにラックに収まっているのはヤマハのネットワーク兼CDプレイヤーCD-N500です。持ち込みのCDだけでなく、USBメモリのファイルも受け付けます。ベルウッドさんのファイル音源や私のCD音源はこちらで再生いただきました。DAC~プリ~パワーはAITで統一されています。


PARCオーディオやスキャンスピークのユニットを使った自作SPです。SPの構成は4月から変わっていないようですが、チャンネルデバイダーの設定はいろいろと試行錯誤があった模様です。あとウーハーの足元がキャスターから砂箱に変わっています。これは大きな変化と言えます。EDさん宅でもそうですが、半年というのはオーディオファンにとっては十分長い時間のようです。


4月に比べると気になる点が二つありました。一つはスイートな度合いが薄れてやや粗さが感じられたこと、もう一つはSPへの音の張り付きです。前回より2名人数が増えていること、リスニングポジションの位置の違い、チャンネルデバイダーの設定などが、理由として考えられますが、以前の音はスイートサウンドさんが一番よく分かっているはずです。訪問はもう1か月以上も前になります。スイートサウンドさんのブログ訪問を毎度楽しみにしていますが、早速手を入れられているご様子。次のDAC(ES9038PRO/AK4497)の選択も気になるところです。再訪の折には一段と進化したスイートサウンド、聴かせて下さい。

一方の2Fのシステムですが、こちらは約1年3か月ぶりのリスニングとなりました。前回、2FではフルレンジSPの聴き比べがありましたが、2FのSPも3WAY化されていました。SPの配置は1F同様、内振りです。セカンドシステムを持つ場合、メインと切磋琢磨させるか、あるいは思い切ってメインとは異なるサウンドを求めるか、は考えどころです。そしてまた愉しみでもあります。スイートサウンドさんは前者を選んだようですね。後者で思い出すのは遠州のバズケロさんでしょうか。その点、拙宅のセカンドは、ながら聴きに使うことが殆どで、ちょっと反省です。


前回訪問時、フルレンジSPで開放的な音を聴かせてくれたFOSTEXのユニットが、3WAYシステムの中核となっていました。ユニットの違いが音に与える影響が大きいことは、前回の実験でも実感済みです。これに帯域間の分担決めが加わりますから、自作SPの難しさも想像できます。まして3WAYです。


2Fの上流機器群です。ネットワークプレイヤーN-30で再生いただきました。音源は1F、2Fで共通です。手持ちのタブレット端末でスイートサウンドがリクエストに応える形で進行しました。個人的には2Fの方が聴きやすいように感じましたが、それこそ切磋琢磨の過程ということだと思います。


1Fから2Fへ向かう階段を上りきった位置にNASやHUBが置かれていました。奥に二つ見える筐体は、音のいいHUBとして評判のいいPLANEXのFX-08Miniです。段を重ねると音が澄み、すっきりする印象を持ちました。私にはwavファイルとflacファイルの違いより、判りやすかったです。


後半はやや駆け足になりましたが、EDさんの進行で無事、音会が終了しました。ちなみにこの日のお昼は吉備のへんこつうどんでした。EDさんのお宅ではぶどう、スイートサウンドさんのお宅では桃(を使ったスイーツ)もいただきました。さすがフルーツ王国、岡山です。その一端を舌で楽しみました。メバルの代わりではありませんが、感想戦ではカワハギを頼みました。


感想戦は岡山駅近くのアーケード街にある居酒屋「べんがら酒場」です。翌日、仕事があったため、私は一足先に横浜へ戻ることとなりました。先の九州行脚のお土産話などを交え、こらから佳境という段階での退席は残念でした。残った岡山組の皆さんとベルウッドさんできっと盛り上がったことでしょう。九州~中国行脚のサウンド交流、あっという間の3日間でした。福岡、岡山それぞれにおけるローカルなコミュニティに直に接することができました。それぞれが個性的な場でしたが、音楽好きと音好きに変わりありません。遠方の皆さんとの再会、楽しみにしています。
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